忙しい朝の時間帯に朝食や弁当を毎日準備するのは大変だと感じる人も多いだろう。なるべく家にある材料を使いながら、おいしくバランスもよく、できれば彩りもあるものをつくって、よりよい食生活を送りたいもの。今回はセリアの「パッ!とかんたん押すだけミニパックサンド」と、ダイソーの「ふりふりのり巻き型」を使って、簡単においしい朝食や弁当がつくれるか検証した。

部品は一つのみで食洗機にも対応しているのがうれしい(筆者撮影)、『BCN+R』より引用)
サイズは2パターン|押すだけミニパックサンドメーカー
最初に紹介するのは、セリアの「パッ!とかんたん押すだけミニパックサンド」。この商品はサンドウィッチのように食パンに具を挟むためのグッズである。
サンドウィッチと違うのは、中の具がこぼれないように食パンの四隅がギュッと閉じられている点だ。サイズは、食パンの2分の1サイズのスティックタイプと、4分の1サイズのスクエアタイプの2種類がある。
商品を開けてみると、とてもシンプルなつくりになっている。まず耳のようにある四つの持ち手は食パンを押さえる時に使用するものだ。次に、上下にある面の片方はパンをカットするために薄くとがっていて、もう片方はパンを押さえるために5ミリ程度の羽根がある。
筆者が以前に同じようなパックサンドメーカーを買った時は、部品が二つあり洗いづらく、いつの間にか使わなくなってしまっていた。
しかし、今回の商品は部品がシンプルなつくりであり、食洗機対応なので、作った後の片づけのハードルがぐっと下がる。長く使い続けられそうだ。
パックサンドの作り方は、とっても簡単だ。最初に食パン2枚を電子レンジで温める。使用する食パンの厚みは、「8~12枚切りをご使用ください」と記載があったので、筆者は今回8枚切りの食パンを使用した。

裏面に記載のある作り方には、600Wで約25秒温めるとあるのだが、筆者の家の電子レンジは10秒単位でしか時間設定できないタイプなので、20秒温めたところちょうどよい感じに温まった。
なぜ食パンを温めるのかというと、そのままの食パンを使用すると四隅を押さえる時にくっつきが悪くなるため。食パンが程よく温まっている状態だと、パン同士がよりくっつきやすくなるのだ。
温まったら片方の食パンに本体のくっつける面を軽く押し当てて、具をのせるガイド線をつける。ガイド線の内側に具をのせて、もう1枚の食パンをのせる。
次にくっつける面を下にしてハンドル部分を持ち、グーっと押さえる。ここでしっかりと押さえつけないと出来上がった時にパンが離れてしまう原因になるのでハンドルを持ってしっかりと押し付けるのがポイントだ。
ちなみに、ハンドルではなく上面のカット面に手を当てて押さえると、薄いカット面がとても痛いので注意が必要だ。
しっかりと食パン同士を押しつぶしたら、本体の上下をひっくり返して、カット面を下にして軽く押さえるときれいに切り取れる。
一口サイズのスクエア型を作る時は、押さえる時とカットする際に本体を縦と横に2回押さえると4分の1サイズに仕上がる。
商品パッケージの裏には作り方が記載してあるので、一度よく見ておくと失敗が少なくなるだろう。一度作ってしまえば、あとは簡単にできるので、あっという間にいくつもパックサンドが出来上がる。

パックサンドを作る際のポイントは、中に具を詰め込みすぎないこと。具を多く入れて、具が食パンの隅についてしまうと、食パン同士のくっつきが非常に悪くなるからだ。
また、サンドウィッチやパックサンドを作る際には、食パンの耳が大量に出る。パン耳はラスクにしたり、油で揚げて砂糖をまぶしたりして活用すると食パンを無駄なくおいしく食べられるのでおすすめだ。