年収1,000万円といえば、高収入の一つの目安と言えるだろう。年収1,000万円を超える職種にはどのようなものがあるのだろうか。賃金構造基本統計調査などをもとに見ていこう。

「高学歴=仕事能力の高さ」ではない

一般論としては学歴が収入に直結していることは否めない。だが、個人レベルの話としては、低学歴で高収入を得ている人やその逆に高学歴で低収入にあえいでいる人は少なからずいる。

どうしてそのようなことになるのか?まず、基本的な認識として押さえておきたいのは、高学歴の人は日本の学校教育に最適化された頭の使い方は得意でも、そのほかの能力は、その高い学歴が能力の高さを必ずしも保証しないことだ。