目次
住宅ローンのボーナス払いを利用するデメリット
住宅ローンのボーナス払いを利用する際の注意点

住宅ローンのボーナス払いを利用するデメリット

住宅ローンのボーナス払いは危険⁈メリット・デメリットを徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

住宅ローンでボーナス払いを利用するのはメリットだけではありません。当然、デメリットもあります。ここからは、住宅ローンでボーナス払いを利用するデメリットをご紹介していきます。

デメリット①返済総額が増額する場合がある

デメリット1つ目は「返済総額が増額する場合がある」です。先程、ボーナス払いありとなしの返済額の差を表でまとめましたが、ボーナス払いを併用すると毎月の返済額は下がっていますが、年間返済額と返済総額はボーナス払いなしよりも高くなっているのが分かります。

ボーナス払いをすることで月々の返済額は抑えられますが、年に2回のボーナス払いはでは元金がなかなか減らないため、そのような現象がおきます。多くの金融機関では、ボーナス払いの割合は最大で50%までと決められていてボーナス払いの割合が増えると毎月の返済額は低くなりますが、返済総額も増えることを頭に入れておきましょう。

デメリット②ボーナスが出ないときのリスクが大きい

住宅ローンのボーナス払いは危険⁈メリット・デメリットを徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

住宅ローンでボーナス払いを利用するデメリット2つ目は「ボーナスが出ないときのリスクが大きい」です。ボーナスの支給を義務だと思っている方も多いですが、ボーナスの支給は義務でなくそれぞれの企業が独自に規則を定めています。

そのため、支給回数や割合・条件などは企業によって異なります。近年は、ボーナスの支給がない企業や業績によってボーナスがでない・減額されるという企業も少なくありません。ボーナス払いがあるのに、ボーナスが出なかったときのリスクはかなり大きいので、よく考えてからボーナス払いを併用するようにしてください。

デメリット③定年後もボーナス払いが継続する

デメリット3つ目は「定年後もボーナス払いが継続する」です。住宅ローンを組んでいる人のなかには、定年後も支払いが続くという方もいるはずです。しかし、定年退職したからといってボーナス払いがなくなるわけではありません。

定年後にプランを変更できる場合もありますが、変更の際に手数料を取られたり変更できなかったりする金融機関もあります。定年後も支払いを滞らないようにするためには、途中でプラン変更ができるかなどを確認しておくことはもちもん、定年後でも支払いができるように貯蓄しておくようにしましょう。

住宅ローンのボーナス払いを利用する際の注意点

住宅ローンのボーナス払いは危険⁈メリット・デメリットを徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

ここまでは、住宅ローンでボーナス払いを利用するメリットとデメリットについて詳しく解説してきました。ここからは、住宅ローンでボーナス払いを利用する際の注意点をまとめていきます。

注意点①ボーナスに頼りすぎた返済計画を立てない

注意点1つ目は「ボーナスの頼り過ぎた返済計画を立てない」です。ボーナス払いの併用は毎月の支払額を抑えたり返済期間を短縮できたりするのがメリットですが、ボーナス払いをしなければ返済できないようなローンを組むのは大変危険です。

ボーナス払いを併用するデメリットのところでも解説したように、ボーナスは必ずでるものだとは限りません。そして、ボーナスがでないからといてボーナス払いが免除されるわけでもありません。ボーナスありきでギリギリの返済計画を立ててしまうと、いざという時に返済できなくなるので余裕をもった返済計画を立てるようにしてください。

注意点②不測の事態に備えてしっかり貯蓄する

住宅ローンのボーナス払いは危険⁈メリット・デメリットを徹底解説!
(画像=『工具男子』より引用)

注意点2つ目は「不測の事態に備えてしっかり貯蓄する」です。ボーナス払いを併用するとボーナス払いを併用しない場合によりも、月々の返済額が抑えられます。抑えられた分のお金は生活費やほかのローンにあてることもできますが、不測の事態に備えてできるだけ貯蓄しておくようにしましょう。

そしてある程度お金が溜まったら、繰り上げ返済するのがおすすです。定期的に繰り上げ返済をすれば、利息を大きく減らすことができます。ただし、繰り上げ返済をすると手数料がかかる場合があるので、事前に確認するようにしてください。