バラケを作り直す
そんなことをやっていると池主から「弁当が届いたよー」と休憩の知らせ。メシでも食ってちょっと頭を冷やしたほうがいいかも。
20分ほどのインターバルで釣り座に戻る。
過去の取材でもそうだったが、ポイントを休め直後の数投は要注意(ここは野釣り場か!?)。
吉田もそれはわかっているようで、再開1投目は両グルテンを投入。アタるまで竿を上げない覚悟でウキを見つめる。ところが投入してすぐウキが勢いよく消し込んだものだから、思わずアワセを入れてしまった。当然ながら空振り。スレないだけマシだったのか。
次投も両グル。今度はやや時間をおいてトップが戻り、直後にツン。乗ったと思えるアタリだったが、これも空振り。
すると吉田、何かを閃いたのかバラケを作り直す。それまでの夏冬マッハからダンゴの底釣り芯華+粒戦のブレンドに変更する。タックルとエサは下図を参照。
![吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【厳冬期のハコをなめるな!#3】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2023/03/20230317hr1602.jpg)
どうしたの?
「粒子が細かいとはいえバラケマッハのバラケ性が、今はジャマしているのかなって。関口さんのバラケにマッハは入ってますか?」
入れてないよ。そもそも持ってないもん。使ったのはダンゴの底釣り芯華と粘麩と粒戦細粒。配合はテキトーだけど。
「ネバネバじゃないですか⁉」
そうだよ、ダメ?
「いえ、もう何も言いません(苦笑)」
粒戦効果で魚の口を下に向ける吉田の作戦。これが功を奏したのか、替えて数投で難なく1枚目をゲット。時計は11時34分。もっと早くに気づけばよかったか。
ずいぶんと時間がかかったけど、ここからラッシュだね。
「そうあってほしいものです」
ところが、その後はまた触りだけで落とさないジレンマ。
竿8尺→9尺セット
ガマンしきれなくなった吉田は、ここで竿を9尺に替える。1尺(仕掛けを入れると2尺分沖にウキが立つ)長くなっただけで風当たりがきつくなるが、背に腹は代えられないということか。
どうして長くしたの?
「先月の取材で、関口さんに怒られたことを思いだしたので」
おいおい、オレを悪者にするなよ。
「何でもやってみろってゲキを飛ばしてくれたじゃないですか」
そうだっけ? そんなことがあったっけ?
底ダテを終えて、タナを上バリ5cmズラシにセットして13時25分に再開。するとあろうことか、わずか数投で2枚目をゲット。思わず吉田から「よっしゃぁ」と声がもれる。
ところがその後は追釣ならず、15時40分に釣果2枚で納竿した。並びの常連も朝の2枚を最後に追釣なし。記者は午後に1枚追加して3枚だった。
結局、訳のわからないまま終わってしまった感じだね。オデコにならなかっただけマシか。
「今月もまたやらかしてしまいました(涙)」
吉田にとっての春はまだまだ遠そうだ。
次回も「厳寒期のハコをナメるな!」です。
![](http://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2023/03/20230303hr1601.jpg)
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<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
小川つり堀園