実際に映画『Winny』を鑑賞してみた!
筆者は、池袋のTOHOシネマズへ映画『Winny』を観に行ったのだが、スクリーンで見る裁判のシーンは圧巻だった。東出昌大さん演じる作中の金子勇は、どのような時にも前向きで、自分の好きなことには少年のようなキラキラとした眼差しで向き合う、非常に純粋な心をもっている。他人を疑わない一面もあり、世のソフトウェア開発者らしいどこか憎めないキャラクター設定は、見ていてとても好感が持てた。
作中では、Winnyが最初に公開された掲示板である「2ちゃんねる」の住人たちが、金子勇の無罪を応援するためにと、銀行口座に弁護士費用のお金を集めるシーンがある。拘置所での面会時に、三浦貴大さん演じる弁護士の壇俊光が、金子勇への激励メッセージを込めた通帳をガラス越しに見せるシーンは、涙腺にぐっと来るものがあった。
また、映像内では実際のWinnyの画面が細かく再現されているのも、見どころのひとつかも知れない。ほんの1秒ほどだったが、Winnyのダウンロードファイル一覧に、平井堅の『大きな古時計』が入っていたのは、「あの頃」を思い出してなんとも言えない懐かしい気持ちになった。
映画『Winny』は、実話を元にした作品なので、当時を知る人も知らない人も存分に楽しめるのではないだろうか。一人一台スマホを持つのが当たり前となった令和の今、インターネットが各家庭にようやく普及し、定額常時接続が浸透し始めた20年前に、一体どのようなことがあったのかを知るというのは、若い世代にとっても大きな価値があるはずだ。
大学時代、シネマ研究会に所属するほどに映画好きな筆者としては、久しぶりに面白いと思える邦画だった。気になる方は、ぜひ映画館に足を運んでみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像は(Image:「映画『Winny』予告編 3月10日全国公開」YouTubeより引用)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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