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住宅ローンは年収の何倍まで借りられる?【限度額まで借入するリスク】
住宅ローンは年収の何倍まで借りられる?【借入金額の目安】
住宅ローンは年収の何倍まで借りられる?【限度額まで借入するリスク】
ローンの借入金額は年収の7倍などといった基準もありますが、実際に借り入れをするかの判断は金融機関等にゆだねられます。どこまで借りるかはそれぞれで異なりますが、限度額いっぱいまで借りることによって生じるリスクもあるのです。
リスク①金利が上がる
まず1つ目に考えられるリスクは、金利が上昇してしまうというものです。借り入れ可能な限度額まで利用すれば、その分希望に近い物件を手に入れやすいという利点は生じます。特に都心などの場合にはそうした利点はプラスに働くでしょう。
しかし、借り入れる額が多くなると同じ利率であっても当然ながら多い方が利息の占める額が多くなってしまいます。加えて住宅ローンでよく利用されている変動金利型の場合、金利が上昇するリスクも孕んでいます。
実際には5年ごとに金利の見直しが行われ、大幅に上昇すればその分負担額も上昇します。借入限度額いっぱいまで借り入れていたとなるとその分の負担増加額も大きくなりますので、リスキーな行為であると言わざるを得ません。
リスク②年収が下がる
もう1つ、年収が下がってしまうというリスクも存在しています。住宅ローンの完済までは非常に長い時間があり、最長で35年という期間が定められています。それまでに、借主の年収が変わらないという保証はありません。
むしろ変わる可能性の方が高いとも言え、注文住宅を購入した当初に年収が800万円でそれを基準に借入限度額まで借り入れたとしても、将来的に何らかの理由によって年収が減ってしまう可能性は十分にあり得ます。
そうなると、柔軟な対応ができずに返済が滞ってしまうことが予測されます。こうした想定外のことが起きうることも考えて、ローン返済額は家計管理も想定した無理のない金額に抑える方が無難と言えます。
住宅ローンは年収の何倍まで借りられる?【借入金額の目安】
年収の何倍までか、返済負担率はどこまでなのかというように数値は色々と存在しているものの、実際にどの程度まで借りられるのかというのが一番気になるところでしょう。最後に借り入れ金額の目安を年収ごとに解説していきます。
目安①年収と返済負担率でみる借入金額早見表
まず、年収と返済負担率から借り入れが可能な金額を見ていきましょう。以下の表は年収及び返済負担率毎に導き出した借り入れ可能額になります。
年収 | 20% | 25% | 30% |
---|---|---|---|
300万円 | 1,650万円 | 2,070万円 | 2,480万円 |
400万円 | 2,210万円 | 2,760万円 | 3,310万円 |
500万円 | 2,760万円 | 3,450万円 | 4,140万円 |
600万円 | 3,310万円 | 4,140万円 | 4,970万円 |
返済負担率が5%だけ違っていても、借入可能額は数百万円もの違いが生じます。年収400万円で返済負担率が25%の場合は約8万3100円、返済負担率が30%の場合は約9万9700円という毎月の返済額が出てきます。
目安②住宅ローンシュミレーションを使う
こうした計算も面倒に思うかもしれませんが、インターネット上のサービスを利用してある程度の借入額目安を知る事が可能となっています。例えばライフルホームズの住宅ローンシミュレーターなどがあります。
年収や月々の返済額から購入可能額を調べることができたり、年収や購入金額から月々の返済額を調べるといった使い方が可能になっています。あらかじめいくつかの項目を明確にし、それらを入力すれば簡単に数字が求められます。