目次
津堅島をめぐるには?注意点も
島内の観光スポットに行ってみよう

津堅島をめぐるには?注意点も

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

津堅島の南側に位置する津堅港に入港すれば、いよいよ行動開始です。島内を観光するにはまず自転車を確保しましょう。港から徒歩5分のあずま商店へ向かい、1日500円のレンタル自転車をゲットしてください。ちなみに津堅島にはこのあずま商店くらいしか目ぼしいお店はありません。自販機は集落内にはいくつかありますが、菓子などの食料品はここで手に入れましょう。

そして、もし津堅島で昼食を考えている人は気をつけないといけません。離島あるあるなのですが、予備知識がないと昼食難民と化してしまう恐れがあるのです。かくいう私も危うく昼食を取れなくなるところでした。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

ネットで調べていると、島内には飲食店の存在が記されています。しかしその店舗は2023年1月現在、すでに閉業していて利用することができません。そもそもネットに情報が少ない津堅島では、それ以外に昼食を取れるような店舗の存在が記されていないのです。

島のメインとなる宿泊施設「民宿神谷荘」では宿泊者以外も食堂の利用ができるのですが、気を付けないと閑散期の冬季は休業状態になります。その代わりにフェリー入港時に港で出張販売でお弁当を販売してくれているので、これをゲットできれば問題はありません。500円という値段に似合わないボリューム満点のお弁当はとても美味しいのでおすすめしたいところです。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

が、数量は無尽蔵というわけではないので、工事関係者などまとまった数の人が購入してしまったら売り切れという事態も考えられます。危ない橋を渡りたくないのなら、フェリーに乗る前にお弁当などの食料を買ってから行く方が安全策といえるかもしれません。

島内の観光スポットに行ってみよう

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

さあいよいよ島内の散策開始です。まずは港からも近いホートゥガーへ行ってみましょう。ちなみにホートゥガーとは沖縄のことばで鳩の井戸という意味。その昔、日照りが続き水不足だった時のこと。いつも鳩だけが羽根を濡らしていることを不思議に思った島民が、鳩のあとをつけてみると湧き水があったことから名付けられたのだとか。水不足に悩まされがちな離島ですが、このホートゥガーは島民の命の水として長い間使われてきたのです。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

ホートゥガーのある洞窟への入口手前にはフォトジェニックなスポットもあるので要チェックです。にんじんの形をしたベンチと離島ならではの美しい海がバックに広がっています。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

そこから海に向かって階段を下りればホートゥガーがあります。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

崖の下には目の前は海だというのに、不思議と真水が湧き出ています。生活を支えてきた水は今は島の観光資源として活躍しているのです。また、このホートゥガーのすぐ横にはマカーという名の小さな祠があります。男女が抱き合うような姿の鍾乳石が置かれており、子孫繁栄の神とされ、子宝にご利益があるということです。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

ホートゥガーから島で一番立派な建物、津堅小中学校を経由して向かうのは津堅島のシンボル的な存在です。津堅島の名産品、ニンジンをかたどった展望台です。沖縄の旅行雑誌に津堅島が紹介される際には必ずと言っていいほどここの写真が使われています。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

ニンジンの展望台はもちろん登ることができ、最上部からは津堅島を一望できます。このあたりが島でも一番標高の高いポイントなので景色の良さは抜群です。ぜひじっくりと眺めを楽しみましょう。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

ニンジンの展望台からも見えた島の西側にある美しい砂浜は、およそ1kmにもおよぶロングビーチ、トゥマイ浜です。夏になるとこの浜で海遊びを楽しむために観光客が訪れるのです。

マリンスポーツ関係も充実、バーベキューを楽しめる施設もありますので、県内屈指ともいわれる透明度抜群の海を堪能しましょう。離島ならではの透き通った海は訪れた人の心を癒すこと間違いなし。5月から10月ごろにかけては遊泳期間となっており、クラゲ除けのネットも設置されます。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

さらに島の西側を北へと向かえば沖縄の三線の始祖とされる、赤犬子(阿嘉之子・アカインコ)の生誕の地とされるシヌグガマがあります。赤犬子は琉球王朝第二尚氏、尚真王に仕えた人物で、三線の始祖とされている人物。沖縄出身アーティストも当たり前のように音楽チャートを賑わすようになりましたが、その源流がこの津堅島だったのです。

シヌグガマはホートゥガーのように海沿いの洞窟であり、近年石碑や案内板が整備されて観光客にも分かりやすいスポットになりました。シヌグガマに通じる道路には黒木(くるち)と呼ばれる三線の棹に使われる黒檀も植樹されていて、民謡のふるさとといった風情を醸し出しています。そしてこのシヌグガマ周辺の海もまた格別の美しさですのでお見逃しなく。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

島の最北端にある浜はヤジリ浜で、こちらも遠浅の美しい海が広がっています。目の前のアフ岩までは潮が引けば歩いて渡れる時もあるそうです。観光客もほとんどいない浜なのでゆっくりと絶景を独り占めしてみてはどうでしょうか。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

そして島の面積の大半を占めるのはにんじん畑。島の真ん中あたりは道の両脇を畑が広がるキャロットロードと呼ばれる風景がずっと続きます。のどかなにんじん畑の中をサイクリングしてみましょう。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

ちなみに、島内にはにんじんをモチーフにしたものが色々ありますので、いくつのにんじんを探し出せるかチャレンジしても楽しいかもしれませんね。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

島の南東部には旧津堅島灯台跡があります。レンガ造りの土台を残すのみになっていますが、この灯台が沖縄県で初めて建てられた灯台なのだそう。高さは12mを誇ったとされていますが、戦争で破壊されてしまい今にいたっています。なお、現在の津堅島灯台はニンジン展望台の近くにあります。白亜の灯台で、青空に映える美しい灯台です。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
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漁港では少し不思議な光景が見られるので行ってみてください。いくつものプールのようなものが並んでいることに気付くでしょう。中を覗いてみるとブクブクと泡を噴き出すエアレーションも確認できますが、これはもずくの養殖用プールなのです。もずくは津堅島の名産物のひとつでもあるのです。

小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)
小さなキャロットアイランド!沖縄の離島・津堅島に行ってみよう
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津堅島を宿泊で楽しもうというのであれば、そのベースキャンプとしておすすめは先ほども紹介した「民宿神谷荘」です。津堅島のメインビーチであるトゥマイ浜の南端に面しており、夏のビーチをとことん楽しみたい方にはこれ以上のロケーションはありません。ちなみに神谷荘の目の前の浜には波平岩という名の1本だけ木が生えたお茶目な岩もあります。