仕掛け変更が功を奏す

右舷トモ寄り2番に入っていた佐藤さんは、私と同じく胴突き仕掛けでメバル狙い。ただし、仕掛けはミキイト、枝イトともに2号。エサは塩イワシを使い、2時間ほどでメバル3尾とイサキ1尾をゲット。

この間に私が釣ったのは27cm級カサゴだけ。釣り座の違いや偶然という可能性もあるが、私はミキイトに4号を使っていたにもかかわらず、枝イトが25cmしかなかったのが敗因かもしれない。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】良型メバル(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

堀中さんがハナダイ用のコマセシャクリ仕掛けでメバルを釣っているのを見て、私は胴突き仕掛けからハリス1.5号3.5mのイサキ用コマセシャクリ仕掛けに変更。

タナを海底から仕掛けの長さぶんにして置き竿で待つと、すぐにアタリが出て17~18cmマダイの一荷。

仕掛け変更後の2投目はタナを1m上げて待つと、20cm級マダイの一荷。良型ほど魚の活性が低い状態だった。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】堀中さんは五目計20尾(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

周囲よりも大幅に遅れをとってしまった私だが、ハリス1.5号のイサキ仕掛けが周囲のハリス2号のハナダイ仕掛けを上回る働きをして、3投目に30cm級イサキ、4投目に船中最大の35cmを釣り上げることに成功。

ただ、時間とともに集まってきたウマヅラには弱く、ハリ、ハリスともにたくさん切られた。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】筆者の35cmイサキ(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

最終釣果

正午に沖上がり。船中釣果は23~28cmメバルが赤・黒交じりで0~9尾、20~33cmマダイにハナダイ交じりで5~8尾、25~35cmイサキ2~10尾、カサゴ、マハタなどが少々交じった。竿頭は左舷トモに入った渡部さん。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】渡部さんが五目計36尾で竿頭(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

船長のコメント

「今日はいいナギだったのに釣果が伴わず残念でしたが、3月いっぱいはハナダイ五目で出船。良型の根魚、メバルも狙えますので、ぜひ遊びに来てください」

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】多彩な魚種が狙える(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
 

直栄丸

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直栄丸(なおえいまる)  >

臭いが服やタオルに付かないようにコマセ(寄せエサ)を洗ってから配るほどお客様目線のサービスが徹底されている船宿です。ちょっとコワモテの船長ですが、実はとても優しく丁寧な人格者。通年のコマセハナダイを得意としながら旬のイサキ、夏からのヒラメなどで受付。駐車場所の目の前が船着場という便利さも嬉しいポイントです。

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<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年3月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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