外房片貝の直栄丸のハナダイ五目乗合は、冬季から3月末までメバルが狙いどき。2月18日(土)、常連の佐藤さんと示し合わせて乗り込んだ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】

直栄丸でハナダイ五目釣り

前日に電話を入れて、集合時刻が5時半であることを確認。5時に到着したが、同行の多田さんと私が最後で、空いていた左舷胴の間に並んで入れてもらった。

左舷6人、右舷5人を乗せて山本義雄船長の操船で5時50分に出港。ナギの海を東へ進むと、航程約40分で水深約30mに漁礁が沈めてあるポイントに到着。船を旋回させてヤマダテを始めた船長から「準備をしておいてください」とアナウンスがあった。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】船着場周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

開始直後は沈黙

天候は晴れ、風は北からの微風、潮の流れは外房で「出し真潮」と呼ばれる東へ流れる潮流。船を北向きに立てると、右舷が潮先となった。潮の色はわずかに濁りを含んだ深緑色で、表面水温は約17度。この時期としては暖か過ぎるのが気がかりだった。

日の出時刻の6時半、船長から「海底から20mまで探ってください。はい、どーぞ」と投入OKの合図が出た。しかし、不安が的中し、まったくアタリがない。15分程度流しては次々とポイント移動を繰り返す。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】直栄丸ハナダイ五目タックル図(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

船中で良型イサキ登場

そんな状態が9時まで続き、船長は船を沖へ向けて30分走らせ、中根と呼ばれる水深約40mの釣り場へ。ここで出た指示ダナは「海底から35mまで」というもの。魚の反応が海底近くにへばりついている証だ。

流し始めてから5分ほどが経過したころ、船の前からアタリが出始めた。左舷前でゆっくりリールを巻いている中乗り大ちゃんが、30cm級イサキをゲット。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】直栄丸の広い釣り座(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

多彩な魚種が顔出し

続いて、2番目のX氏が20~25cm級マダイの一荷を披露するが、魚体が白っぽい。これは低水温時に見られる現象と聞いたことがある。表面水温と違って底潮が冷たいため、魚が海底近くにへばりついているようだ。

案の定、2投目に25cm級クロメバルを釣り上げた同氏はたびたび根掛かりさせていたので、底付近を狙っていたことがわかる。

次のアタリは、胴突き仕掛けの私を飛ばしてトモ寄り3番目に入っていた多田さんにきた30cm級イサキ。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】多田さんに良型イサキ(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

右舷では前寄り1番の大和さんが27cm級イサキ、30cm級マダイを連続ヒット。前寄り2番に入っていた常連の堀中さん(八千代市)は27~28cmイサキ、同級クロメバルの3点掛けを2回。30cm級を筆頭にマダイも追加していた。

ハナダイ五目釣りで本命他メバルにイサキにマダイと多彩【千葉・直栄丸】大和さんは型揃い(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)