イタリアで春の訪れを知らせるもののひとつに、カルチョーフィという春野菜があります。日本語ではチョウセンアザミですが、英語名のアーティチョークの方が馴染みがあるかもしれませんね。
今回は、春の訪れを感じる、カルチョーフィについてご紹介します。
カルチョーフィとは
カルチョーフィ(単数だとカルチョーフォ)はキク科の植物です。
原産地である地中海沿岸においては3月〜5月頃が旬で、旬の時期には市場などにもたくさんのカルチョーフィが並びます。※栽培方法や産地によっては秋に収穫される場合があります

(画像=『たびこふれ』より引用)
外側の固い花びらのような部分をむいて調理するのですが、どこまでむいてよいのか下処理がちょっと難しい・・・。
でもそんな時は、市場などで下処理がされたものを購入することもできます。

(画像=『たびこふれ』より引用)
そんなカルチョーフィは、サラダで生食にしたりパスタやリゾットにしたり、地域や家庭ごとにいろいろな食べ方で楽しまれていますが、ローマでは2つの食べ方が人気です。
ローマ風カルチョーフィ
ローマ風カルチョーフィは、ローマの郷土料理として、ローマはもちろんイタリア全土で広く親しまれている料理です。
カルチョーフィにみじん切りにしたニンニクやミントなどを詰め、オリーブオイルと白ワインなどでコトコト煮込んだものです。

(画像=『たびこふれ』より引用)
シンプルな味付けで、カルチョーフィのほろ苦さとほのかな甘み、そしてホクホクした食感を味わうことができます。