釣りに不慣れなことを忘れる
はじめて釣りに誘ったときのことです。ついついアジングで、反応のよい日でした。ふと、振り返ると「つまらない」と聞くまでもない佇まいのパートナー。
耐えきれず、つい「リグ結ぶ?」、「釣る?」と安易に聞いてしまったのですが、「うん。」と笑顔で返してくれたパートナー。
しかし、「ちょっと待っててね。」と言った後に数投して、魚の反応がなくなったタイミングを見計らって、パートナーのリグをセットしました。その後は、2人でアジングを楽しめたので、よい釣りが出来たと思っていました。
フォローを最優先に
でも後日、この日の「出来事」に触れるタイミングがあったので、正直な気持ちを聞いてみました。
すると本音は、「釣りにきているのだから、釣るに決まってるでしょ?」「何しにきているの?」「結ぶ? は??、結ぶに決まっているでしょうが??」との貴重な建設的意見をいただきました。
はじめての釣り人には、「自分のこと」より「はじめての人」へ、最大限に真心で集中すべきと学びました。
トイレは最優先確認事項
男性アングラーは「釣果優先」でフィールド選びをしていますが、女性からすればそれは「拷問」でしかないのです。なぜなら、そんな自然豊かでロケーションのよいフィールドには、トイレはないのですから。最低、「コンビニまで車で5分」の立地条件が必須の項目になります。
また、フィールドの近くに「物産館」や「トイレ付のコインランドリー」などがあれば、さらに好条件と言えます。
筆者は一度、パートナーを沖磯に連れていってしまい、「私は、何処でしたらよいの?」と背筋が凍るようなご質問をいただいた経験があります。
不衛生は無いと同じ
トイレは、あればよいものではありません。「窓が割れてなくなったままのトイレ」や「男女共同のトイレしかない」など、女性が使用するのにハードルが高いトイレは、不安な気持ちにさせ、釣りが嫌いになる原因にもなります。
また、「昆虫が勝手にゲスト出現する」や「扉の鍵がない(破損したまま)」のような環境では、衛生面で心配が募るため、とくに女性目線では、「避けたい場所」に映ります。
トイレを使用するアングラーは、モラルある姿勢とマナーを守る心構えを持ってもらいたいものです。設置してもらったときの状態を維持出来ないのは、使用するアングラーの責任だと思うからです。筆者はこの意見を聞いてから、できる範囲で掃除などを心掛けています。