「投機的でなんだか怖い」
「よくわからないけど怪しい」

NFTについてこんなイメージを持つ人もいるだろう。しかし、今やNFTを活用したサービスは多様化しており、意外なほど身近な存在になっている。

NFTってそもそも何?

画家がキャンバスに描いた絵は世界に一つしかなく、大きな価値がある。ところが、デジタル作品なら簡単に複製ができてしまうため、オリジナル作品としての価値を持ちづらいという問題があった。

これを解決したのがNFTだ。「Non-Fungible Token(代えの利かないしるし)」の略で、デジタルの世界における証明書の役割を果たす。暗号資産に使われるブロックチェーン技術を活用しており、唯一無二のものだという価値を与える。

NFTが大ブームになった2021年は、投機目的の売買が目立っていた。実態のないデジタルデータが高額で取引され、「怖い」「怪しい」というイメージが広まったようだ。