北米の春の一大イベントといえば「イースター」です。イースターは、キリスト教のイエスが復活したことを祝うイベントで、クリスマスに次ぐ大きな行事となっています。イースターが近づくと、イースターにちなんだうさぎ、卵、ひよこなどが家の玄関や店頭などで飾られ、その春らしいパステルな色合いから、春の訪れを感じます。

イースターは主に子どもたちに人気のイベントで、地元でパレードが行われたり、ゆで卵をペイントしたり、エッグハント(宝探しのようなもの)をしたり、家族で楽しめる催しが至る所で開催されています。

筆者の住むここトロントでも、イースターの週末の金曜(Good Friday)と月曜(Easter Monday)は祝日で、学校や銀行などがお休みとなり4連休でした。今回の記事では、連休を利用してカナダオンタリオ州のCreemore(クリーモア)という小さな町を訪れたので、そこでのイースターイベント体験についてご紹介します。

今回訪れた町「Creemore」とは?

Creemoreは、カナダオンタリオ州にある小さな町で、トロント都市部から北に130km、車で1時間半〜2時間ほど行くと着きます。

小さな町すぎて、地図を縮小すると地名が出てきませんが、Creemoreは20世紀に建てられた教会や学校が残る、歴史ある場所でもあります。町の中心の通りを歩くと、そこらじゅうに築年数の古そうな、趣のあるレンガ作りの建物が残っています。

歴史ある場所だから古臭くて廃れている、というわけでもなく、ここ数年でお洒落なお店がたくさん立ち並ぶようになりました。

実は筆者は、ここCreemoreに過去4〜5回ほど訪れたことがあるのですが、毎回少しずつモダンなお店が増えてきていて、毎回行くのを楽しみにしています。スキーリゾートや大きな街も近いせいか、流行に敏感な家族やシニアの方々がたくさん訪れているおかげかもしれません。

カナダにあるお洒落で小さな町Creemoreでのイースターイベント
(画像=『たびこふれ』より 引用)

また、Creemoreには有名なブルワリーがあり、トロントに住んでいるとお店やバーでよくここのビールを見かけます。Creemoreのことを知らない人でも、ビールのことを話すとわかるので、知名度はかなりのものです。

子ども達に大人気のスカベンジャーハント

そんな町、Creemoreでのイースターイベントに参加してきました。子どもの定番イベントで一番人気なのはエッグハントですが、残念ながら出遅れて参加出来なかったので、代わりにスカベンジャーハントをすることにしました。

スカベンジャーハントは、カナダでは超定番のアクティビティで、学校や地域のイベントでよく行われます。参加者は、主催者が用意したプリントを持ち、そこに書かれたものを会場内から見つけて答えを出す、というものです。説明だけだとわかりづらいので、実際に行ったことを写真を交えてご紹介しますね。