ハルジオンが貧乏草と呼ばれる理由

ハルジオンは「貧乏草」と呼ばれることもあります。
なぜこんなありがたくない名前を付けられたのでしょうか。
貧乏草の名前の由来
ハルジオンという花には馴染みがないけれども、別名「貧乏草」といわれればピンと来る人も多いかもしれませんね。
なぜハルジオンが貧乏草と呼ばれるか、その由来は諸説あります。
代表的なものが「どんな貧乏な家の庭にも生えるから」「手入れされたきれいな庭には生えず、手入れをしていない貧乏な家の周辺で生えるから」などです。
他にも、ハルジオンの花を折ったり摘んだりすると貧乏になるから、と一部の地域では考えられているからという説もあります。
生命力の強いハルジオン
貧乏な家の庭でも生えることが「貧乏草」と呼ばれるようになった由来とされることからも分かるように、ハルジオンは生命力の強い植物です。
どんなに痩せた土地でも生えてきますし、アスファルトの隙間からも生えてくるほどです。
しかも、除草剤に耐性のついた品種まで・・・。
このため、今では要注意外来種に定められました。
農作物の栄養を奪ってしまうし、除草剤を使っても効かないとなると、農家にとっては天敵とも言える植物ですね。
そっくりな花「ヒメジョオン」との違い

別名のハルジョオンがヒメジュオンとの対比で付けられたといわれるように、ハルジオンとヒメジョオンと一見非常に似た花を咲かせます。
しかしよく見てみると異なる点がいくつかありますので、見分けのポイントをご紹介します。
背の高さ
まず背の高さの違いですね。
ヒメジョオンのほうが背は高くて、大きなものだと150cmくらいになります。
ハルジオンは、生長してもせいぜい80cm程度です。
花の数
花の数も見分けるポイントですね。
ヒメジョオンは小さい花をたくさん咲かせます。
それに対して、ハルジオンは花は大きいですが、花をたくさん咲かせるしょくぶつではありません。
花弁の大きさ
見た目はヒメジョオンと似ていますが、花弁の大きさも違います。
ヒメジョオンは幅広で、一つの花弁が1.5mm程度あります。
ハルジオンは、幅1mm以下の細い花弁をしています。
葉の分布
葉っぱの分布も見分けるポイント。
ヒメジョオンはすっきりした茎をしていますが、ハルジオンは根元の部分に葉っぱが生えています。
開花時期
開花時期も見分け方のポイント。
ヒメジョオンは6~10月ごろが開花時期なので、それより早く4月など春先から花を咲かせているものならハルジオンですね。
まとめ

観賞用として持ち込まれたとされる花なのに、今では「貧乏草」などと呼ばれる上に厄介者として扱われているハルジオン。
一見するときれいでかわいらしい花を咲かせますが、その生命力は驚異的です。
春先になると、道端でも結構見られる花です。
今度外出した際には注意深く見て、ハルジオンが生えていないか確認してみませんか?意外と身近なところに生えているかも?
提供元・FUNDO
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