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NG!結婚式にふさわしくないネクタイ
結婚式のネクタイの結び方・動画解説
NG!結婚式にふさわしくないネクタイ
続いて、結婚式でつけてしまうと「マナーがない」と思われがちな、結婚式にふさわしくないNGネクタイについても解説しておきます。基本的に以下のようなネクタイはマナー違反となるため、避けましょう。
黒いネクタイ
黒ネクタイというのは、世界的にみるとフォーマルカラーとして結婚式につける男性も多数存在します。しかし、日本では弔事の際にブラックスーツに黒ネクタイというのが基本マナーとなっているため、結婚式でも黒ネクタイを締めてしまうと葬儀を連想させてしまい、暗いイメージを与え兼ねません。
スーツによっては黒ネクタイのほうが、よりスマートにまとまると感じる方もいるかもしれませんが、結婚式などお祝いの場では明るい色のネクタイをチョイスするのがベターだと言えます。
アニマル柄のネクタイ
ヒョウ柄やゼブラ柄など、アニマル柄のネクタイは基本的にフォーマルではないため、結婚式を始めとした冠婚葬祭の場ではNGのデザインとなります。もちろん外見的にもカジュアルさを出してしまいますが、アニマル柄というのは動物の殺生を連想させる柄でもあるためです。
とは言っても、アニマル柄のネクタイをする男性を結婚式で見たことがあるという方は極稀でしょう。万が一付けていってしまった場合、悪目立ちして周囲のゲストから「なんてマナーのない人だ」と言われてしまう可能性大なので、注意して下さい。
ニット素材のネクタイ
最近ではニット素材のネクタイも、個性的でおしゃれな印象を演出してくれるため、スーツやきれいめなジャケットなどに合わせる男性が増えています。しかし、結婚式ではニット素材はカジュアル過ぎるため、NGとなります。
仮にパステルカラーやシルバーなど結婚式にふさわしいカラーや、シルク素材を使用したニットタイであっても、マナー違反に変わりはないので避けて下さい。ちなみに、二次会などカジュアルなシーンである場合でのニットタイの着用は、問題ありません。
結婚式のネクタイの結び方・動画解説
続いて、結婚式でネクタイを付ける際の結び方を、動画とともに3パターンご紹介します。結び方の説明では、ネクタイの太い部分を「大剣」、細い部分を「小剣」、最後にできる結び目の部分を「ノット」という名称で呼んでいるので、これらの部分名称を覚えておきましょう。
プレーンノット
プレーンノットは、結婚式だけでなく就活やビジネスなど様々なシーンで適切となる最もベーシックなネクタイの結び方となります。結び目は小さめで、スッキリとスマートな襟元を演出してくれるでしょう。普段ネクタイをつけない方でも簡単に結べるので、ネクタイを結ぶのが苦手という方にもおすすめです。
【プレーンノットの結び方】
- ネクタイを首にかけたら、大剣を長めに取り小剣の上にクロスさせる
- 大剣を小剣に巻き付け、一周させる
- さらに大剣を半周回し、小剣の後ろに持っていく
- 大剣を首に最も近いループに通す
- 更に大剣を一周目に作ったループに通す
- ノットを押さえながら小剣を引っ張り長さを調整する
- ノットを引き上げて形を整える
ウィンザーノット
ウィンザーノットは、元英国皇太子エドワード8世「ウィンザー公」が流行させたことから、この名前が付きました。型崩れしにくくボリュームの出やすい結び方で、ワイドカラーやホリゾンタルカラーのシャツと特に相性が良いです。
結び目が左右対称になるのもポイントで、ノット部分がどちらかに寄ってしまいがちな方も試してみると悩みが改善されるかもしれません。ただし、巻きつける回数が多めなので、長めのネクタイでないと仕上がりのバランスが悪くなる場合があります。
【ウィンザーノットの結び方】
- ネクタイを首にかけたら大剣を長めに取り小剣の上にクロスさせる
- 大剣を首下のループに後ろから前へ通す
- 大剣を小剣の後ろから逆側に持っていく
- 大剣を首下のループに前から後ろへ通す
- 大剣を小剣の前から逆側に持っていく
- 大剣を首下のループに後ろから前へ通し、大剣を回してできたループにも通す
- ノットを持ちながら小剣を引っ張って長さを調整する
- ノットの形を整える
セミウインザーノット
セミウィンザーノットは、プレーンノットとウィンザーノットの中間ほどの大きさの結び目となります。セミワイドカラーやボタンダウンカラーのシャツなどと特に相性が良いですが、程よいノットサイズなので基本的にはどのようなシャツにも合いやすいでしょう。
ウィンザーノットの結び方を略した方法で結べるため、初心者の方でも比較的簡単に挑戦できます。ウィンザーノットだとボリュームが出すぎる、ネクタイがあまり長くないという方にもおすすめです。
【セミウィンザーノットの結び方】
- ネクタイを首にかけたら、大剣を長めに取り小剣の上にクロスさせる
- 大剣を小剣の後ろから逆側に持っていく
- 大剣を首下のループに前から後ろへ通す
- 大剣を小剣の前から逆側に持っていく
- 大剣を首下のループに後ろから前へ通し、大剣を回してできたループにも通す
- ノットを持ちながら小剣を引っ張って長さを調節できる
- ノットの形を整える