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魅惑のアルジェリアンメイク
リアルアラジン!?一度は着たい伝統衣装
魅惑のアルジェリアンメイク

それぞれの国にはその国民の顔立ちを引き立たせる異なったメイクがあります。
アルジェリア人女性はメイクするのが大好き!
日本人の最近のメイクは「抜け感」というワードがしっくりくるような、どこか自然でやりすぎないメイクが主流になっています。
アルジェリア人の主なメイクはというと、まったく反対で、アイシャドウからアイライン、長い自まつ毛に付けまつ毛をプラスした、ばっちりアイメイク。そしてアイシャドウのカラーグラデーションはアルジェリアンメイクの肝になります。
口紅はマットな質感がほとんどです。
ヨーロッパ人などは肌にファンデーションを塗らない人が多く、化粧品屋さんでもあまりファンデーションが置いてないことがありますが、アルジェリアではファンデーションもしっかりするのが定番ですので、化粧品屋さんにもちゃんと置いてあります。
元々の堀の深さにプラスした完璧なメイクは、アルジェリア人をさらに際立て、魅力的にさせています。
リアルアラジン!?一度は着たい伝統衣装

アクセサリーも煌びやかなものがたくさんあるアルジェリアですが、伝統衣装はというとアクセサリーに負けないほどの存在感があります。
いくつもの民族があり、広大な土地をもつアルジェリアには、それぞれの地域に伝統衣装があります。たとえば同じ民族衣装であっても地域が離れているとテイストが変わったりもします。
ほとんどの衣装にゴールドの刺繍や布が使われており、とても華やかな装いです。そのため、現地の結婚式などには自分の出身地域の伝統衣装を着て出席する招待客がたくさんいます。
これらの衣装は、人それぞれ好みの生地の色を選択し、オートクチュールのようにオーダーして作ってもらう文化が今もあります。もちろん街にはたくさんの衣装屋さんがあり、すでに仕上がっているものを購入することもできます。アラジンの世界のような、美しい衣装が手軽に手に入ってしまう国なのです。
ここでは伝統衣装の一部を紹介しましょう。

Karakou カラク(アルジェ)

こちらの衣装は首都アルジェ地域の伝統衣装です。
金の刺繍が入ったベストにサルエルパンツ(スカート)のスタイル。
実は日本でも知られているサルエルパンツとはこの衣装由来のもの。少し親近感が湧いてきますよね。
もちろん色は豊富にあり、帽子があったり、ベストの襟や袖のシルエットが異なるタイプもあります。
高貴な印象で、とてもエレガントですよね。
Boulasa ouahrania ブーラサ ウアハラニア(オラン)

続いてアルジェより西に位置する街、オランの伝統衣装。
まるでお姫様のような装飾が施された、縦のシルエットが綺麗なドレスです。
Robe naïli ナイリドレス(ブー・サアーダ)

アルジェから約200km南東にあるブー・サアーダという街の衣装です。
流れるようなレースが魅力的なこちらの衣装。フェミニンで上品な印象です。
Robe Constantinoise コンスタンチィーヌドレス(コンスタンティーヌ)

アルジェより東に位置する街、コンスタンティーヌの衣装です。
Aラインのゴージャスなドレスで、裾に縦長の刺繍があるのが目印です。