弱ってしまう魚種
なかには、エア抜きをしてもうまく泳げない弱い魚もいます。
よく釣れるものだと、レンコダイはエア抜きをしてもうまく泳げないことが多いと感じます。なので筆者は、レンコダイについてはリリースを試みますが、ほとんどキープというのが現状です。
リリース成功率アップのコツ
釣り上げる魚には、急激な水圧の変化により、かなりのダメージが加わります。リリースの成功率をアップするには、ヒット後に小さい魚だと分かったら、ゆっくりと巻き上げてダメージを最小限にすることです。
そして、釣り上げた後に確認するのは目玉です。飛び出しているだけなら、潜れば水圧で元に戻ります。しかし、黒い目が白くひび割れたように濁ってしまっていると、リリースしても長く生きられないようです。そのような目になった場合は、リリースせずに持ち帰って食べるようにしています。
市販のエア抜き器具
釣具屋さんには、エア抜き器具が何種類も売られています。以前は少なかったですが、胸鰭の後ろで使える器具も販売されていますのでお勧めです。筆者はエア抜き用の器具を自作して使っています。安価な材料で作れますので仲間内で使っています。
エア抜き器具の自作方法
エア抜き器具の自作方法を紹介します。
準備するアイテム
ボールの空気いれ用の針
観賞魚用の水槽に使うホース
粗めの紙ヤスリ
作成手順
材料を準備したら、はじめにボール用の針を紙ヤスリで削ります。
イメージは注射器の針のような形になるように削ります。先端を鋭利にしないと魚に刺さりませんので、しっかり尖らせます。
削れたらホースを適当な長さに切って、針に取りつけ完成です!
参考にしたもの
このエア抜き器具を自作するきっかけは、「山口県水産研究センター」の記事を見たのがきっかけです。「キジハタのエア抜き技術の紹介」というトピックスが有りますのでぜひ参考にしてください。
釣りする環境を守ろう
筆者がよく乗る船の船長のみなさんも、昔に比べて根魚のサイズが落ちたなどと話をされています。
みなさんも正しい知識を持って、必要以外の小さい魚はリリースすること。これからも釣りを楽しめる環境が長く続くように、釣り人ひとりひとりが意識をして気をつけていただきたいと思います。
<加藤隆太/TSURINEWSライター>
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