最近はダブルスーツに関して、そのクラシカルなデザインが見直されるようになってきており、徐々に人気が高まっています。今回は、そんなダブルスーツの魅力や着こなしのポイント、さらにはシングルスーツとの違いについて紹介していきますので、参考にしてみてください。
目次
ダブルスーツとは?シングルスーツの違いも
現代のダブルスーツの魅力
ダブルスーツとは?シングルスーツの違いも
そもそもダブルスーツとはどんなスーツのことで、シングルスーツとは何が違うのでしょうか。ダブルスーツの特徴や歴史、そしてシングルスーツとの相違点を見ていきましょう。
ダブルスーツの歴史と特徴
ダブルスーツの特徴はやはり、ボタンの配列にあります。フロントボタンが2列付いた仕様となっており、かなりクラシカルな印象を与えるデザインとなっています。
ダブルスーツの歴史としては、19世紀半ばのイギリスが発祥だと言われています。当時、軍の司令官が軍服としてこのデザインを着用していました。左右どちら側から風が吹いても良いよう、閉じる方向を変えることができるようになっていたのです。
このデザインに人気が集まり、20世紀の初め頃から男性用のフォーマルな上着として定着するようになりました。日本においても1980年代頃から人気が出始め、着用する人が増えていきました。
シングルスーツとの違いは「ボタン数」と「配列」
シングルスーツはボタンの配列が1列になっていますが、ダブルスーツは先にも述べたように2列の配列となっており、これがシングルスーツとの最も大きな違いとなります。ダブルスーツの中では、4つボタンと6つボタン仕様のものなど、ディテールにおけるデザインの違いもあります。
現代のダブルスーツの魅力
現代のダブルスーツは、最近の流行も取り入れつつスタイリッシュにデザインされており、さまざざな場面で活躍します。では、最近再び注目されているダブルスーツの魅力に迫っていきましょう。
重厚感のある見た目&体型カバー
一昔前に流行したダブルスーツと現代のダブルスーツには、デザインにおけるいくつかの違いがあります。以前のものはゆったりとしたデザインが特徴的でしたが、現代のものはウエスト部分が絞られており、重厚感がありながらもスマートな着心地で、体型をしっかりとカバーしてくれるデザインとなっています。
以前のアイテムをそのまま着てしまうと、おじさん臭いという印象を与えてしまいますが、最近のデザインのものは、流行を取り入れつつおしゃれに作られたものなので、若い方でも安心して着こなしていくことができるようになっています。
冠婚葬祭のフォーマルな場にも
冠婚葬祭などのフォーマルな場においては、シングルスーツとダブルスーツどちらの着用もOKですが、一部の方たちのイメージの中では「フォーマルと言えばダブルスーツ」という意識が定着しているのも事実で、一着持っていればとても重宝します。
結婚式では選ぶデザインや合わせるアイテムなどを工夫することで華やかな印象を与えることができますし、葬儀においてもしっかりとマナーをわきまえて、礼儀正しいコーデをすることで、落ち着いた雰囲気の着こなしをすることも可能です。