瀬戸内海を望む芝生庭園を囲む「離れ」
離れの客室は、豪商や皇族が泊まった由緒ある客室で、それぞれに趣の違う歴史ある客室の個性を生かしながら、より快適に改装。
「飴色」になった手すりや「丸み」を帯びた柱は何千人ものゲストが愛でた歴史の積み重ねで、今は作ることが出来ない伝統的な意匠や素材の数々を専門家と一緒に選んで残し、丁寧に磨きをかけた。
「本館客室」は、全室オーシャンビューの清々しい客室で、僧侶たちが妄想して過ごす伽藍(がらん)のような上質で無垢な空間をイメージしてリニューアル。尾道の文化・歴史・魅力を再発見してここにしかない体験に出会えるかもしれない。
「茶園文化」を愉しむ安らぎの「ラウンジ」
見事な格天井と大きな縁側が特長の「光琳の間」のコンセプトは、あらゆる人たちと交流した尾道に伝わる「茶園文化」だ。
かつては数百人規模のお茶会が開かれてきた「西山別館」に残された掛け軸や茶道具を眺めながら、地元の人々が嗜んだ日本茶や瀬戸内酒庫をイメージした酒などを味わいながら、開放的な縁側で優雅にくつろげる。
旅行の醍醐味は、旅先での出会い。いつまでも心に残る尾道の旅の拠点として「Ryokan 尾道西山」を利用したい。
「Ryokan 尾道西山」
所在地:広島県尾道市山波町678-1
(MK)