広島・尾道にある「西山別館」のリニューアルにより新たに誕生する宿「Ryokan 尾道西山」のグランドオープンが、4月14日(金)に決定。
西山別館の特長でもある伝統建築様式を可能な限り損なわないように補修し、より快適に過ごせるようリノベーションを行った。尾道・瀬戸内の文化、歴史、想いを大切に、尾道の本当の魅力を新たな価値にして提供する。
“本物の尾道文化”を今に伝える「Ryokan 尾道西山」
1943年に創業して以降、文豪や著名人に愛されてきた由緒ある老舗宿「西山別館」がリニューアル。尾道に訪れる旅人に、悠久の時を感じながら優雅な寛ぎを与え、まだ見ぬ新しい尾道・瀬戸内へいざなう宿「Ryokan 尾道西山」が誕生する。
「Ryokan 尾道西山」のコンセプトは、“尾道文化を今に感じる宿”で、建物は、芝生庭園を中心に、離れ6棟8室と本館3室の客室、大広間と2階建ての本館、大浴場の別棟で構成される。
大広間「光琳の間」には、チェックインの15時から23時、翌日7時からチェックアウトの11時まで、自由に使えるラウンジを新設。尾道ならではの「茶園文化」を継承し、お茶や瀬戸内の酒庫をイメージした酒を含む飲み物、菓子を用意する。
新館1階に新設したレストラン「ようそろ」では、「記憶に刻まれる料理」をコンセプトに、21年間にわたり欧米やカンボジアで研鑽を積んだ加茂シェフが瀬戸内の食材をメインにしたフレンチベースの料理を提供。広々としたカウンターで最後の仕上げを行う。
レストランでは、心ゆくまで尾道の食を堪能してもらうために、気に入った料理と飲み物を好きなだけ食べられるスタイルで、豊富に揃えたワインや日本酒の中から、シェフやスタッフと会話をしながら、料理に合わせて飲み物を変えるペアリングも楽しめる。
記憶を引き出し、記憶に刻まれる「食」
ディナーメニューには、フランス、スイス、カンボジアで“フレンチ料理”の研鑽を積んだシェフが、目の前で記憶に残る逸品を提供。瀬戸内海の気候、風土が生んだ、瀬戸内の食材・習慣・伝統・歴史によって育まれた食文化に触れる体験が楽しめる。
素材は瀬戸内産の食材はもちろん、かつて尾道を盛んに行き交った「北前船」が北の国からこの地に運んだ日本が誇る一級品を贅沢に使用。
また、好きなものを気兼ねなくオーダーできるユニークなスタイルで、こだわりワインや広島県の日本酒などと一緒に、尾道西山で過ごす夜を心ゆくまで楽しめる。