静岡の名産品といえば「うなぎパイ」や「富士宮やきそば」など数多くの食文化がありますが、こちらの商品も忘れてはいけません。そうです「ようかんぱん」です。
その名の通り、「ようかん」を使った菓子パンなのですが、いかんせん「うなぎパイ」や「富士宮やきそば」のようにどこでも購入できる代物ではなく、むしろ購入しづらいレア商品。今回は数少ない入手ルートをたどり見事ゲットしたので紹介していきたいと思います。
◼ 「ようかんぱん」とは
静岡の「ようかんぱん」とは、昭和35年に静岡の企業「富士製パン」が販売している菓子パンのこと。
富士製パンの公式サイトによると「あまりに大変すぎてやめようかと思った時もありました」というほど、手間がかかる商品らしいのです。

見た目はチョコレートのドーナツ。しかし、パンの上にかかっているのはチョコレートではなく何と「ようかん」。中にはつぶあんをたっぷり詰め中央にバニラクリームをトッピング。
かつては静岡県内のいくつかのパン屋で作られていた実績があるようですが、これも富士製パンの公式サイトによると「今では富士製パンただ1軒」となっているそうです。その言葉どおり、筆者は静岡県民ですが、実は見たことも食べたこともありません。
ただし、グルメコンテスト「富士のふもとの大博覧会2009」のパン部門グランプリ、「第一回日本全国ご当地パン祭り」(2010)で銅賞を獲得しているほど人気の高い商品。知名度はあるものの、実物をみたことがない……という状態でした。まさに幻のパン。
◼ 「富士川サービスエリア」に行ってみる
そんな「ようかんぱん」は、現在県内の一部キオスク(キヨスク)および、マックスバリュ各店舗などで購入可能なのですが、人気商品ゆえかよく売り切れています。筆者のタイミングが悪いだけかもしれませんが……。
そこで東名高速道路の「富士川サービスエリア」でも購入可能という噂をききつけ、せっかくなので「富士川サービスエリア」に行ってきました。

いやまてよ……本当に「ようかんぱん」なんてあるのか?そもそも、あまり見たことがない気がするが……。と、半信半疑で探したところ……ありました。入り口に堂々と「ようかんぱん」コーナーです。

そして「全国SAでここだけ」の記載が。サービスエリアのなかで「富士川サービスエリア」のみで購入できる、ということのようです。価格は1個290円(税込)で売られていました。
