日本は世界に類を見ない長寿大国ですが、歯周病の罹患率は歯科先進国の中でも高いということをご存じでしょうか。
歯周病罹患率を示すデータによれば、45歳以上の日本人の約80%が歯周病で、50歳以上では歯ぐき下りに不安を抱く人が増えるそうです。
原因の多くは、力まかせに「ゴシゴシ磨く」歯ブラシ習慣にありました。
ゴシゴシ磨く歯ブラシ習慣から、歯と歯ぐきに優しいクルクル磨きの歯ブラシ「プラークリムバークルン」が今人気だと聞き、試してみました。
目次
まわる歯ブラシ「クルン」開発者の声
「クルン」を使って実際に歯みがきしてみた
まわる歯ブラシ「クルン」開発者の声
こちらがクルンを開発した株式会社クルンの林社長です。
林社長がなぜクルンを作ろうと思ったのかがわかるメッセージをお読みください。
クルン株式会社は、社名の通り、クルクルと「まわる歯ブラシ」の開発メーカーです。
発売以来、通産省や大阪府などをはじめ数々の賞もいただき、少なからず「まわる歯ブラシ」としての 認知度も広がってきました。
私が、まわる歯ブラシを開発しようとしたきっかけは、世界の歯ブラシ習慣を改めたいという想いからです。
歯ブラシが発明されたのは100年以上も前のこと。素材や製造技術は進化したものの、歯磨き習慣の考え方は昔とほとんど変わりません。 ブラシでゴシゴシ、歯の歯垢をこすり落とします。まだ虫歯予防が主流で、長寿社会ゆえの歯槽膿漏という概念も行き届いていない「歯磨き習慣」が今も続けられています。 ところが、現代社会で虫歯菌の心配は大きく減少し、歯周病予防へのニーズが高まっています
歯ブラシに歯磨き粉をたっぷりつけてゴシゴシと磨く。アー、サッパリ。若い頃はそれもいいかもしれません。しかし、もともと柔らかな歯茎は、そのゴシゴシ磨きで傷つけられています。
ゴシゴシ磨きは、歯や歯ぐきを傷つけ、知覚過敏や歯ぐき下りを引き起こしてしまいます。プラークリムーバークルンは、お口を歯周病の不安から解放するために開発された新しいタイプの歯ブラシです。
歯と歯の間の小さな隙間の歯垢を取り除くには、歯と歯の隙間に柔軟に入り込める毛先が必要です。できる限り細い毛先と接着面積を高めた結果が、回る歯ブラシの形状でした。クルンの1本1本の毛先の細さは、0.076mm。実に柔軟で、汚れを拭い去るきめ細かな繊維のような働きをします。
歯周病から歯と歯ぐきを守るには、これまでの歯磨き習慣を変えるしかありません。ゴシゴシから、クルクルへ。歯ブラシを独自の回転型に変え、歯垢除去の性能を高めながら、歯茎も同時にケアする歯ブラシがまわる歯ブラシ、プラークリムーバー クルンです。ブラシの細さ、柔らかさ、通常の20倍という植毛の緻密さ、 歯や歯茎の上を軽く転がすだけで、圧倒的な歯垢除去力を発揮します。(クルン公式サイトの林社長の言葉から抜粋引用)
「クルン」を使って実際に歯みがきしてみた
こちらが、まわる歯ブラシ「プラークリムーバークルン」です。
いわゆる歯ブラシとはちょっと違った形をしています。
柄の部分は歯ブラシっぽいですが、磨く部分が小さな丸い形状をしているので、タツノオトシゴのようにも見えます。
そしてこの歯ブラシは、真ん中からふたつに折り曲げることができます。そのまま曲げていくと・・・
折り畳みナイフのようにスポッと折りたためてしまいました。
これなら持ち運びにも便利です。旅行に出かける時などにも邪魔になりませんし、歯を磨く部分も収納されるので、衛生的にも安心です。
歯磨き粉は使わないでOKですが、使うとすれば、チューブ型よりも液状型歯磨きが良いかもしれません。
定価は1本1,320円(税込)。
他の歯ブラシに比べると割高感があるかもしれませんが、クルンの使用期間は約3カ月ですから、結局普通の歯ブラシとさほど変わりません。(普通の歯ブラシの推奨使用期間は約1か月)
クルンの毛先をズームアップ! 更に正面から毛先を見ると、
他の歯ブラシと形状がずいぶん違うことがわかるでしょうか。
実際使ってみると、今まで使っていた歯ブラシとはまったく違う使い心地でした。
なんと言えばいいのか。。。シャリシャリ触感があります。細く柔らかい毛先が歯と歯、歯ぐきとの間に入り込んでくる感覚がわかります。クルンは横にくるくる動くので、歯ブラシのように力が入り過ぎない圧力で磨けます。つまり歯ぐきを痛めないでソフトに、且つしっかり磨くことができるのです。
特に歯の裏側が普通の歯ブラシよりも磨きやすい感じがしました。
お子さんも楽しく歯磨きができるのではないでしょうか。
磨き終わった後の感想は・・・「うわ~っ 歯がツルツルだ~」(特に歯の裏側)でした。鏡で見ると歯がピカピカに光っています。