ビジネスのさまざまなシーンで送る機会のある「お礼メール」。打ち合わせや資料送付、来社など相手が自分に対して何かをしてくれた際にお礼をメールするときには、どのような内容にするのか悩む人もいるでしょう。
今回は「お礼メール」を送るときのポイントを解説。併せて、お礼メールの例文をシーン別にご紹介しています。使えるフレーズやメール全体の構成など、困った際の参考にしてみてください。
- お礼メールの基本!3つのポイントを押さえよう
- お礼メールで使える件名の例と締めのフレーズをご紹介
- シーン別に使えるお礼メールの例文15選3
お礼メールを送るときの3つのポイント
打ち合わせで相手が来社してくれたり、わざわざ予定や時間を確保してくれたりしたときには、必ずお礼メールを送ります。ビジネスパーソンとして送る機会が多いので、この機会にマナーを確認しておきましょう。
まずは、迷わずスマートにお礼メールを書くために知っておきたい、お礼メールを送るときの3つのポイントをご紹介します。
ポイント1.なるべく早く送る
お礼メールを送るときの1つ目のポイントは、なるべく早く送ることです。
お礼をするときには、早く伝えるほど相手に良い印象を与えられます。午前中の出来事はその日の夕方まで、午後の出来事は夜まで、夜の出来事は翌日の午前中までに送るのがベストです。
予定続きでメール作成の時間が取れない場合は、24時間以内に送ることを目安に考えましょう。その際、内容にはこだわりすぎず、丁寧さを心掛けつつも感謝が伝わる文面にすることを意識してみてください。
ポイント2.お礼メールだとわかる件名にする
お礼メールを送るときの2つ目のポイントは、お礼メールだとわかる件名にすることです。
ビジネスパーソンは1日の何通ものメールのやりとりを行います。件名から内容がわかるものだと連絡が送られてきた理由がわかりやすいうえ、過去のログを検索する際にも探しやすくなります。
例えば「お打ち合わせのお礼|社名+名前」や「昨日のお礼|社名+名前」などとするのがベストです。社名と自分の名前も件名に入れることで、受け取った側はメールが誰のものなのかをひと目で把握できます。
なかには「先日はありがとうございました」という件名を付ける方もいますが、なるべく避けましょう。件名は具体的かつ簡潔であることを意識してみてください。
ポイント3.定型文で「取り急ぎ」とせず、感謝の内容が伝わる内容を具体的に盛り込む
お礼メールを送るときの3つ目のポイントは、定型文で「取り急ぎ」とせず、感謝の内容が伝わる内容を具体的に盛り込むことです。
「取り急ぎ、お礼まで」という定型文はビジネスシーンで頻繁に使われています。便利なのでつい入れてしまう方もいるかと思いますが、取り急ぎには「とりあえず急いで」という意味があるので、お礼メールに使うにはやや不適当です。相手によっては失礼に感じる方もいます。
お礼メールを送る際は「取り急ぎ」を使わないよう意識しましょう。もし本当に急ぎであり、落ち着いたタイミングでまたメールを送りたいと考えている場合は、「略儀ながら」「〜お礼のみで失礼します」など、丁寧な表現方法を使ってください。