
会談する王毅氏とプーチン大統領President of Russiaより
王毅の訪露、出すと予告している「ポジションペーパー」について、日本ではあまり関心がないか、さもなくば「中露の結束を誇示したいんだろう」的に先入観で見る向きがあるけれど、フィナンシャルタイムスはこの一両日、中国の意図に強い関心を持って、識者に手当たり次第に当たって、「中国が和平仲介に乗り出す」という見方をしきりに伝えている。主たる動機は「中・欧関係を改善したい」ということだとも。同紙だけでなく欧州全体が注目しているのだろう。
一方で、この記事は識者コメントを引用しながら、仲介は容易なことではなく、中国が和平を希求する「ポーズ」以上に実のある介入をするのは困難だろうとも述べている。カーネギーのガブエフ(Gabuev)研究員の以下のコメントはそこらへんをよく伝えている(この人のコメントが聴きたかったw)。
“China is very clear eyed about the level of Putin’s obsession about this war and the level of Ukraine’s willingness to continue to fight. And western support for Ukraine is still there,…The peace plan will be very much a framework — not workable solutions, but some principles”