コロナウイルスの突然変異 医療の逼迫(緊急搬送など) ワクチン追加接種の影響
1はオミクロンの生物学的な感染力(ウイルスが他人に感染する確率)が上がったというものだ。これは陽性者が増えた事実から統計的には明らかだが、医学的な根拠は不明だ。デルタ株まで世界的にも感染率の低かった日本人が、なぜオミクロン株に弱くなったのか。
一つの仮説としては、ファクターXがきかなくなったことが考えられる。その実態は不明だが、日本人に固有のヒト白血球抗原(HLA)が、デルタ株からはきかなくなったという説もある。
一般論として、ウイルスは変異を重ねると感染力が強まって致死率は下がり、免疫を回避する傾向がある。コロナウイルスは変異が速いので、その生物学的メカニズムで説明できる可能性はあるが、今のところ説得的な証拠はない。
2は厚労省の公式の説明だが、仮説としては棄却してよい。この動画でも言ったように、病床利用率も人工呼吸器の実施率も少なく、緊急搬送の逼迫(4回以上のたらい回し)は増えたが、それによる死亡率は5%以下である。
ワクチンのリスクはメリットより小さいがゼロではない消去法で考えると、3は否定できない。上の図のようにワクチンの第3回・4回接種とほぼ同時期に感染が増えたことは事実で、ワクチン接種が一時的に免疫機能を弱めた可能性がある(第5回では相関は崩れている)。
このような仮説は小島勢二氏などの専門家が提起しており、統計的には棄却されていない。政府の公式統計では、ワクチン接種の直後に死亡した症例は約1900件だが、国が死亡一時金を支給したのは20件にとどまる。因果関係は、まだはっきりしない。
ChatGPTに「コロナのワクチン接種で何人が死亡しましたか?」と質問した答は、次の通りである。
各国の保健当局や世界保健機関(WHO)は、ワクチンの安全性を確保するために積極的に監視・報告システムを構築しており、ワクチン接種後の副作用情報が公表されています。これらの報告に基づくと、ワクチン接種後の死亡例も報告されています。
ただし、死亡例の報告数は国や地域によって異なり、また、死亡がワクチン接種に直接関連しているかどうかを確定するためには、詳細な検証が必要です。したがって、ワクチン接種による死亡例の正確な数は把握されていません。
ただし、世界保健機関(WHO)や各国の保健当局は、ワクチン接種の利益がリスクを上回るという科学的根拠に基づき、ワクチン接種を推奨しています。ワクチン接種に関する個別の疑問や不安については、専門家に相談することをお勧めします。
これは私の動画のメッセージと同じである。ワクチン接種のメリット(年齢層や基礎疾患で異なる)は、全体としてはリスクを上回るが、それはワクチン接種のリスクがゼロであることを意味しない。グーグルよりチャットGPTのほうが賢明である。
このような科学的な問題について、あたかも神の立場から異端審問を行うようなグーグルの検閲は、人類を中世に引き戻すものだ。政府はこのような行為を規制し、少なくとも削除した理由の説明責任を負わせるべきだ。