昨年10月28日の動画が今ごろYouTubeに削除され、1週間の動画アップロード停止になったのでVimeoで再掲します。

これは次の図のように、昨年3月と8月に超過死亡が激増した時期に、ワクチン接種も増えていた相関関係を指摘したものだ。これについては厚労省も含めて、相関を否定する人はいない。

森田洋之氏

超過死亡増加の考えられる原因

問題はその原因である。昨年の超過死亡数は約10万人だったが、昨年はインフルエンザも少なく、コロナ以外に超過死亡の原因は考えられない。したがって超過死亡のほとんどは直接・間接のコロナ死だったという推論は成り立つ。

ところがコロナ陽性だった死者は3万9000人。残り6万人の超過死亡は、コロナ陰性(あるいは未検査)の死者だった。これをどう解釈するかが問題である。

2021年のデルタ株以前に比べて、オミクロン株は致死率が下がったのに対して感染率が激増した。死者が増えたのはその結果である。死者の平均年齢は85歳で基礎疾患をもっており、コロナ肺炎の死者はほとんどいなかった。

だから死者が増えた原因は、基礎疾患の悪化を誘発するコロナ感染が増えたためと考えることができるが、問題はオミクロンの感染が激増したのはなぜかということだ。この動画でも言ったように、論理的には次の3つが考えられる。