現代に蘇った「ネメア祭」は参加も可能!

<画像提供:The Society for the Revival of the Nemean Games>
1994年に設立された非営利団体The Society for the Revival of the Nemean Gamesにより復活したネメア競技会(ネメア祭)。現代ではオリンピックと同じく4年に1度の開催で、今年は第7回目を迎えます。古代のようにさまざまな競技が行われるわけではありませんが、古代の装束を着て裸足で古代のスタジアムを走る短距離走、ネメアのブドウ畑や町を走る長距離走(こちらは靴やサンダル着用)があり、勝者にはメダルではなく古代のネメア競技会でされたのと同じ野生セロリの冠と椰子の葉が贈られます。

<画像提供:The Society for the Revival of the Nemean Games>
競技の様子。

<画像提供:The Society for the Revival of the Nemean Games>
古代のゲートを通って入場。

<画像提供:The Society for the Revival of the Nemean Games>
ブドウ畑やオリーブの林の脇を駆け抜ける走者。
募集期間中に申し込めば誰でも参加することができますので、古代のアスリート気分を味わいたい方は参加してみてはいかが?2020年の開催は6月26~28日で、参加申し込みは4月30日までとのこと。申請フォームはThe Society for the Revival of the Nemean Gamesのサイトにあります。
ネメア競技会基本情報
開催期間:2020年6月26~28日
有名な「ネメアワイン」も味わってみて
ワイン好きなら、ネメアと聞くとワインを思い出すかもしれません。
国際的にもよく知られる、ギリシャを代表するワインのひとつがネメアワイン。固有品種であるアギオルギティコというブドウから造られる赤ワインは、ネメアの伝説にちなんで「ヘラクレスの血」と呼ばれることも。美しい赤色をしたこのワインはプラムやベリーなど赤い果実や甘いスパイスを感じさせ、柔らかなタンニンと酸味が特長。肉や野菜のオーブン料理や煮込み、肉の炭火焼きといったギリシャ料理によく合います。

スーパーでもいくつかのブランドが売られています。その多くはお手頃価格なのも嬉しい。ぜひお土産にもどうぞ!
文・写真・アナグノストゥ直子/提供元・たびこふれ
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