釣り場での迷惑行為。これは何も割り込みとかオマツリ行為とか、そんなありきたりの事だけではありません。海や川という日常生活が営まれる市街地と違い、目的ある人以外は近付かない場所、それが釣り場です。そしてそういった所には少し変わった行為をする人も多少なりともいるものです。また、釣り人以外でも人の目に付きにくい場所は、闇に紛れて迷惑行為や違法な行為が行われやすいのです。今回は筆者が実際に目撃した釣り場(川)での迷惑行為を取り上げ、改めて釣り場のマナーを考えてみたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
釣り場は迷惑行為しやすい?
筆者がよく行く釣り場は、地方の河川が多い。穴場的な場所が多く、車はおろか自転車さえも簡単には止められないようなポイントもある。ゆえに地元のアングラーが主だが、中には危ない人もいる。それは釣り人だけではない。スマホ片手に歌い出す人、大量の薬を川にばら撒く人…などなど、別に危害を加えられた訳ではないが、近寄りがたい人も多い。
また、表立って行動を起こさない人もいる。夜中だったり、人目に付かない場所を選んだりして、川にドラム缶のような容器で何やら液体を捨てたりしている。それが何かは知りたくもないが、とにかく静かな闇に紛れてとんでもない事をする場面にも遭遇している。
これから紹介する3つの事例はかわいいものだ。まだまだとんでもない行為もあるが、今回は止めておこう。
川をトイレ代わりにする人
しかたない時があるのはわかります。間に合わない時がある事も。
しかし、昼夜問わずおもむろに、隣やよく見える対岸でされたらさすがに気分は良くないです。川はトイレではありません。漏らせとは言いませんが、もう少し何とかなりませんか?と言いたい。これは釣り人だけではなく、散歩中の人や、近くの工事現場で働く方なんかも川をトイレ代わりする方がいます。ハゼ釣りの人はそこで釣れたハゼを持ち帰って食べるわけです。その隣でそんな所を見たら・・。やはり最低限のマナーは必要ですね。
犬のフンを川に捨てる散歩の人
川で釣りをしていると、歩道などが整備された都市型の河川では犬の散歩をしている方に会います。もちろんこちらは最大限に注意を払い、気を使います。
しかし、見ていると犬のフンをビニール袋に入れたまま、川へ投げ捨てる飼い主がいるではないですか!それも他のゴミと一緒に捨てたりもする。これはペットを飼う者として恥ずかしくないのか?と思ってしまいます。さすがに注意はできませんし、流れてしまうので回収も不可能です。
それに、釣りに来て他人の犬のフンを持ち帰りたくないのは本音で、そのまま釣りをするのも気分は良くないものです。全ての飼い主はそうではありません。ほとんどの方は持ち帰っています。しかし、このような方は残念ながらごく少数いるのです。