皆さま、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。
皆さま、年末年始はどのように過ごされましたか?
バリ島の年末年始ですが、通常ならば12月31日は家が火事になりそうなほどの花火や爆竹、ブブゼラが鳴り響き、ご近所さんとのパーティーなどがあり、私の家の近くにあるGWK(ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナパーク)から年越しライブの音が鳴り響き、インドネシア国内・海外からの観光客が押し寄せ、午前3時頃までかなり賑やかで騒々しい日になります。そして1月1日は単なる祝日(日本のお正月の様な特別な日ではない)でしかないため、日常の雰囲気の中過ぎていきます。
かつて(コロナ禍前)のバリ島の年末年始についてはこちらからご覧いただけます!
ところがコロナ禍の影響で、バリ島の年末年始はとても静かで寂しい雰囲気の中、2022年を迎えました。毎年の大晦日が騒々しくて好きではなかったのですが、大晦日が静かすぎて、逆にコロナ禍前の大晦日が懐かしく思えました。とは言え、無事にバリ島で2022年を迎えられたことを感謝しております。皆様におかれましても、2022年が素敵な年であることを心よりお祈り申し上げます!
前回までコロナ禍のバリ島の様子をお伝えしておりましたが、今回はコロナ禍の話題ではなく、本来のバリ島の情報をお伝えしたいと思います!
今回お届けするバリ島情報は、バリ島の屋台などで日常に販売されている飲み物「エスダルマン(トップ画像)」、バリ島リピーターの方なら飲んだこと(食べたこと)がある方もいらっしゃると思います!「エスダルマン」は、中に入っている緑色のゼリーがメインの食材になるのですが、あの緑色のゼリーは「ダルマン」という植物からできています。そしてダルマンゼリー、実はスーパーフードなのです!
今回はそんなダルマンについてご紹介します!
目次
バリ島の屋台や食堂で売っているエスダルマンについて
そもそもダルマンとは何か?
バリ島の屋台や食堂で売っているエスダルマンについて

エスダルマンとは、バリ島の屋台や食堂で売られている飲み物で、一時期日本でも大流行したタピオカドリンクのイメージに近い飲み物です。
タピオカの代わりに緑色のゼリーが入っていて、この緑色のゼリーがダルマンです。見た目は濃い緑色で美味しくなさそうに感じますが、実は無味無臭で、トゥルンとした食感が癖になるゼリーです。ダルマンゼリー自体は無味無臭のゼリーなので、基本的にココナッツミルクとパームシュガーのシロップを一緒に入れて味付けをしています。
最近では、パームシュガーシロップの代わりにフルーツシロップを使うお店もあります。そして、外国人観光客が利用するようなレストランなどでは提供されておらず、屋台や食堂などで5,000ルピア(日本円で約40円)程度で提供されており、バリ島に住む庶民に広く愛されている飲み物でもあります。また、ダルマンのゼリーは温めると溶けてしまうので、基本的にホットは無くアイスのみの提供になります。なので、エスダルマン(日本語だと冷やしダルマン)と呼ばれています。
それでは、この緑色のゼリーの原料は何なのか?次の項目でお伝えします!
そもそもダルマンとは何か?

ダルマンとは、上の写真の植物です(葉の形は数種類あります)。ダルマンは蔓性植物で、季節を問わず1年中生えており、昔はバリ島のあちらこちらに野生で生えていました。しかしあまりに人気があるため、今現在は野生では生えていません(もし野生で生えていたら、見つけた人が即収穫してしまいます)。
なので、今現在のバリ島では、自分でダルマンのゼリーを作りたかったら、市場でダルマンの葉を買ってくるか、各家庭の庭や畑で栽培するのが主流です。写真の植物の葉を使って緑色のゼリーを作るのですが、見た目はどこにでも生えているような葉っぱで、まさかこの葉っぱがゼリーになるとは!という印象ですよね。
そして、見た目がどこにでもあるようなただの葉っぱのダルマンが、実はスーパーフードだったということで、次の項目ではダルマンのもっている栄養や効能についてお伝えします!