雪が降り積もると雪を利用したさまざま遊びができるようになります。雪だるまづくりやソリすべりは子供たちに大人気ですし、「かまくら」なども人気の遊びです。作り方は意外と簡単なので、大人と子供たちと一緒にできるかまくらの作り方と道具や注意点をご紹介します。
目次
巨大かまくらと小正月行事
寒さ対策とかまくらを作る場所・道具
巨大かまくらと小正月行事
起源は鎌倉時代の公武家の火まつり
「かまくら」と言えば、秋田県横手市や山形県米沢市の観光スポットや新潟県などで、中に水神様を祀り、子供たちが甘酒をふるまうような行事のある小正月に作られる巨大なものが有名です。
その起源は鎌倉時代までさかのぼり、公武家が小正月に神様を祀り五穀豊穣、家内安全を願い行なう「左義長」という火まつりです。しだいに町人などにも広がり、現在も一部の地域で商売繫盛、身体堅固を願う小正月行事として受け継がれています。
あそびで作るかまくらの作り方は以外に簡単!
かまくら作りは巨大なものでなければ、道具は家にあるものなどで作ることができますし意外に簡単です。ただ、雪の上の遊びなので寒さ対策や子供の体調には気を付けましょう。本記事では、雪遊びで作る「かまくら」の簡単な作り方をご紹介します。
寒さ対策とかまくらを作る場所・道具
子供の防寒対策と作る場所
かまくら作りを始めると子供は時を忘れて遊びます。なので、雪の上で冷えて寒くならないよう、手袋、帽子、ブーツ、防寒着などを着用する対策が必須となります。
作る場所は雪を集めやすく、屋根、樹木からの落雪や斜面からの雪崩のないような所を選びます。雪国では、毎年、落雪による事故があり、斜面に積もったフワフワ雪の雪崩や、かたく締まった雪がすべり落ちる雪崩などもありますから、かまくらを屋根や斜面の下に作ることはNGです。
作り方はドーム型とブロック型の2つの方法
作り方は雪を集めてスコップで積み上げるドーム型と、雪をブロック状に固め、レンガ積みの要領で積み上げるブロック型の2つの方法です。両方の作り方をご紹介しますが、子供と雪遊びで作るのは、雪を集めて積み上げていく作り方をおすすめします。
かまくら作りに用意する道具
かまくら作りに用意する道具は、スコップ(シャベル)、バケツ、水、移植ベラ、スノーダンプ(ママさんダンプ)、20㎝ぐらいの棒状の物5~6本(壁の厚み均等用)、カラ段ボール箱7~8個(ドーム型で作る大きさによる)、ブロック型ではバケツや買い物かごなども用意します。