コンセントがない場所の電源としても活躍
X-BOOST機能のおかげで標準のワット数を超えた家電が使えるのも便利だ。今回導入したRIVER2 Maxでは最大750Wまで使えるが、ドライヤーなどを除く多くの製品で利用できた。

特に便利だったのはリンサークリーナーや窓掃除用の電動ツールなどを使うとき。これまでは長いケーブルを室内から引きまわしていたが、RIVER 2 Maxならそこそこ軽い上に容量は大きいので作業終了まで余裕を持って使える。

またDIYでも重宝した。大きめの板を切る場合など、意外と電源を取るのに苦労することがある。そんなとき、RIVER 2 Maxがあると便利だ。ハンディリューターなどデスク作業でも目の前にコンセントがあるのは助かる。顧客の要望を反映したという上面がテーブルになった構造は上に工具やパーツが置けるので作業机に常設するのもありかもしれない。

このように日常で使うシーンを増やせばいざという時も使い方が把握できていて安心だ。ポータブル電源を購入する際は考えておきたいポイントである。
ソーラーパネルで自家発電も、最終的にはオフグリットも考えたい
コンセントにつなげば60分で満タンになるというのも驚きだ。EcoFlow独自のアダプターのないケーブルを使った高効率充電、X-STREAM充電と高度なバッテリーマネジメントシステムのおかげでバッテリーに負担をかけることなく急速充電することが可能となっている。充電回数の方がバッテリー劣化の原因になるそうなので、どちらかといえばそちらを気にかけたい。

現実問題としてオフグリッド化が重要になってきた、『BCN+R』より引用)
昨今の電気代高騰を受けて筆者も自家発電を試みた。現状完全には賄えていないが、「冬場の午後から薄曇り」というあまり良くないコンディションの中、9時~17時の8時間ソーラーパネルで充電したところ、27%となかなか優秀。それだけで生活するのは難しそうだが、災害時にこの効率で充電できるのは安心だ。


今後のことを考えるとEcoFlowが提唱するオフグリッド住宅も十分選択肢に入ってくる。屋根にソーラーパネルを搭載するのはもちろん、風力発電と蓄電池も最初から住宅の設計に盛り込んでおくことで、極力電力会社の電力を使わずに生活することも可能。これから住宅を建てる方にはIoTのエキスパートである筆者からもこうした設計を強くおすすめしたい。今後自分が戸建を建てる際は確実にそうするつもりだ。
使いたいときにポータブル電源が壊れていたとなっては本末転倒だ。そのためには日常からポータブル電源を活用するライフスタイルを考えていきたい。EPS機能がついたRIVER 2よりも小型な機種が登場したらWi-Fiスペースにも導入しようと考えている。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Tech Director、スマートホームブランドbentoを展開。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
提供元・BCN+R
【関連記事】
・乗り換えたい新料金プラン、1位はNTTドコモの「ahamo」
・【申請編】マイナンバーカードを作ろう! 自撮り向きスマホで顔写真を撮って申請
・マスクの一時置きにピッタリ! 抗菌・おしゃれな「マスクケース」まとめ
・改悪続くクレカの還元 キャッシュレス決済の本命は即時決済?
・デキる人はこう使う! ビデオ会議で差がつく「Zoom」の超便利テクニック