「大寒」にまつわる風習

最後に「大寒」にまつわる風習について見ていきましょう。
寒仕込み(寒の水)
正月明け、1月5日頃にある二十四節気の「小寒」から「大寒」が明けるまでの約一ヶ月ほどの期間を「寒中」といいます。
この寒中の折に汲まれた水、特に1年のうちで最も寒いとされる大寒の朝の水を「寒の水」といいます。
この「寒の水」もしくは寒中に汲まれた水で味噌や醤油、酒などを仕込むことを「寒仕込み」といいます。
江戸時代に、寒中以外の時期に日本酒を仕込むことを幕府が禁じたのが始まりとされています。
寒垢離(武道の寒稽古・芸事の寒復習)
「小寒」から「大寒」が明けるまでの期間に当たる寒中に、冷水を浴びたり滝に打たれることで心身を清め神仏に祈願することを「寒垢離」と言います。
この寒垢離から、寒中に武道の朝稽古を行ったり寒中の早朝から芸事の復習を行うといった事もされるようになりました。
ちなみに寒復習は「かんざらい」と読みます。
まとめ
「大寒」は、1年の中でも最も寒いとされる日のことです。
特に日付が定められたわけではないですが、2052年までは1月20日が大寒となります。
この日から立春となる2月3日ないし4日までの約半月ほどを「大寒」の期間とされることもあります。
小寒の期間から合わせて約1ヶ月の「寒中」が、日本酒を仕込んでいい唯一の期間と江戸時代にはされていました。
そこから、醤油や味噌の仕込みの時期ともされるようになりました。
非常に寒いことから、冷水を浴びながら祈祷を行ったり、朝稽古などをする寒さに負けないことを狙った行事も現在まで続けられています。
提供元・FUNDO
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