コスト効率をあげて、ユーザー1人あたりの月間収入を上げる方向へ

過去最大の大赤字というインパクトのある単語が聞こえると、経営は大丈夫なのかと心配する声もあるかもしれないが、1ユーザーあたりの月間収入は増えている。2022年9月より0円プランが廃止になり、実質全ユーザーが料金を払うシステムとなったからだ。新プラン発表前の2022年度第1四半期は月間収入837円だったのが、第4四半期には1,805円に増加している。
また、平均月間データ利用量も大幅に増加していて、平均売上の増加に貢献している。三木谷氏は、「毎月0円がいいとか、とにかく安い方がいいというユーザーではなく、楽天の各種サービスも利用するユーザーを狙う」と発言しており、月間収入に関しても、直近の1,800円から3,000円に増やすという目標を掲げている。
また、テレビCMなどを削減する代わりに、既存契約者から新規契約者への紹介キャンペーンを推進するとも発表された。既存のユーザーに対するキャンペーンがない…といった不満の声もあったので、それを吸収した格好だ。過去記事で楽天モバイルの店舗がどんどん閉店しているという内容を取り上げたが、ブース型の無人店舗にシフトしており、実店舗と変わらずオンラインで店員に相談ができるという、サービス内容はそのままにコストダウンをはかっている。
三木谷氏の「コスト効率を上げる。かなりの収益改善になる。」との力強いコメントからも、その方向性に進んでいくと思われる。今後の注目は悲願であるプラチナバンドの取得だろうが、まだ見通しは開けていない。
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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