順次3G回線のサービスが終了されていく流れのいま、これまでガラケー一筋だった人が、機種変更を機にスマートフォンにする人も多いだろう。いまや60歳代でもその所有率は9割を超えるという調査結果もあり、スマートフォンはますます国民生活になくてはならない必須アイテムとなっている。そこで、顧客サポート支援のソリューションを開発・提供するモビルス株式会社と、研究開発型ウェブコンサルティング事業を展開する株式会社ペンシルは2022年9月22日〜10月6日、全国の20歳代〜70歳代を対象に、「電話などの通信手段を含むSNS利用動向と、LINE公式アカウントに関する意識調査」を共同で実施。643名から回答を得た。今回はその調査結果をご紹介していこう。
LINEアカウントジャンルは世代間で傾向に大きな差

(画像=全世代で最も多いのは、ショッピング(小売、ファッション、食料品スーパー、など)だった(「株式会社ペンシル」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

(画像=若い世代で「芸能人」の登録者が多いのは推し活が流行しているからか(「株式会社ペンシル」調べ)、『オトナライフ』より 引用)
まず、ご紹介するのは「登録しているLINEアカウントジャンル」から。全世代で最も多かったのは「ショッピング(小売、ファッション、食料品スーパー、など)」だった。意外だったのは、ショッピングアカウントを登録しているのが20代の若者(48%)よりも60代(最多、80%)や70代(73%)のシニア層の方が断然多かったことだ。
シニア層よりも働く世代の方が消費意欲旺盛のように思えたが、実際にはそういう訳でもなかったようだ。そのほか「行政」や「医療機関」のジャンルでも、年齢層が高くなるにつれて登録者数が多い傾向であった。逆に、若い世代では「芸能人」のジャンルで登録者数が多くなる傾向で、必要とする情報が各世代間で異なることが、この調査で明らかとなった。