黒坂岳央です。
ゴミ清掃芸人として有名なマシンガンズの滝沢氏のツイートが話題だ。「空き巣に狙われやすいゴミの捨て方がある」というものである。
レシートはまとめて捨てないようにしましょう。おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。ごみ袋の中に何枚もあると帰宅時間がわかると空巣の狙う家という記事で読んだことがあります。なので僕は貰わないか小まめに捨てるか枚数が多い場合はシュレッダーにかけてます。#ゴミ清掃員の日常 pic.twitter.com/6l67hsfYlZ
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) February 17, 2023
全国強盗事件が世を賑わせている昨今、近年稀に見るセキュリティ意識の高まりの中でのツイートだったこともあってか、大きな反響を呼んでいる。このツイートから学べることは少なくない。個人的に思うことを述べたい。

TAGSTOCK1/iStock
日本最大手の防犯、セキュリティ企業のセコムが掲載したこの記事によると「空き巣はランダムに侵入するのではなく、必ず下見をした上で来る」といっている。住人が不在にするタイミングや、住居内に金目のものを持っているかを確認するのだという。実際、SNSで検索すれば防犯カメラに、何度も入念に下見をする犯人の姿がアップされていたりする。
これは空き巣側の立場になって考えればよく分かる話だ。捕まるつもりで入る空き巣はいない。できれば捕まらずに金品を強奪して逃げおおせたいという力学が働く。
滝沢氏のツイートによると銀行の明細やレシートをまとめて捨てることは、日常の生活情報を空き巣に与えてしまうリスクがあるのだという。たしかにそうだ。たとえば銀行の口座残高に1億円と記載されている場合、同じ捕まるリスクを負うなら他の家ではなくその家を狙いたいと思うものである。また、コンビニやスーパーでの買い物のレシートを集めて点と点を繋げば、不在のタイミングが浮かび上がってくるだろう。
「空き巣は下見をする」と考えるなら、招かれざる客を呼ばないためにも生活情報につながるデータはできるだけ出さない方が良いだろう。