米国が誇るタカ派外交官のヌーランド国務次官がシンクタンクのイベントで、ウクライナがクリミア半島を攻撃することを米国が容認すると受け止められる発言をしました。

同イベントでヌーランド氏はウクライナの安全保障を確保するためには最低でもクリミア半島の「非軍事化」が必要で、クリミア半島にあるロシア軍基地が「合法的な攻撃対象」として見なされるべきだという見解を示しました。

ヌーランド氏は米国の国務省で序列4位の存在で、長年に渡って外交官として米国の外交政策を実務面から動かしており、影響力は無視できません。

ちなみにヌーランド氏の夫はイラク戦争開戦の急先鋒だった歴史学者のロバート・ケーガンです。

また、彼女の義理の妹は日本の報道番組などでよく使用されるウクライナ戦争の戦況図を作成している米戦争研究所のトップを務めています。