みなさん、ヤツメウナギってご存じですか?2022年、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の劇中に「ヤツメウナギ」という文言が出てきました。恥ずかしながら、私は見たことも聞いたこともありませんでした。(汗)
実は、このヤツメウナギ、鎌倉殿こと大泉洋さんと深い関係のある?!物だったのです!
今回は、ヤツメウナギについて紹介します!
目次
1. ヤツメウナギとは?
2. ヤツメウナギは鰻じゃない?!
1. ヤツメウナギとは?
ヤツメウナギ(八目鰻)は、脊椎動物亜門・円口類・ヤツメウナギ目に属する細長い生き物です。世界中の河川に生息し、日本では北海道石狩川をはじめ、青森県や秋田県など東北地方の寒い地域の河川に生息しています。
全長は40~50㎝ほどで、エラの部分に穴が開いています。本物の目と合わせて8つ目があるように見えるためヤツメウナギと呼ばれています。
2. ヤツメウナギは鰻じゃない?!
ヤツメウナギは、見た目は鰻のようですが鰻ではありません。なんと、魚類でもないのです。無顎類に属する、希少な生き物です。無顎類で現存するのは円口類のみで、ヤツメウナギ類とヌタウナギ類だけです。まるで生きた化石ですね!
無顎類とは、顎が無い。つまり魚のように口をパクパクするのではなく、ヤツメウナギの口は吸盤のようになっています。この口を使って、幼生の頃は水中のプランクトンなどを吸い込んで、大きくなると魚の体表に吸い付き血液や体液を吸って摂取します。
見た目や養分の摂り方がちょっとグロテスクで、怪獣かエイリアンのようですね。

(画像=写真提供 USFWS から Pixnio、『北海道そらマガジン』より 引用)