1、2度だけお遊びで短時間だけしたことのあるオフショアジギング。今年から本格参入を、と考えており、いろいろ調べていると絶好の相手を発見。初戦の相手としてマグロを釣りに行った。流行りのトンジギの素直な感想と様子をお伝えしたい。
●三重県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
トンボジギングに初挑戦
三重県の志摩や鳥羽周辺から冬に盛んに出ているビンチョウマグロを狙ったジギング船。そんなにパワータックルでなくとも釣れるそうで、ブリタックルくらいで十分なようだ。
入門タックルとして選んだのは、ロッドがHORIZONMJHMJ5101B-Hに、リールをオシアジガーFカスタム2000NRHG。糸はPE3号400mにリーダー70lbを8mをチョイスした。
マグロの中では小型種のトンボマグロ。釣れるサイズは小さいもので7kgほど。なんだ、そんなもんか。と思うかもしれないが食材として考えた時、7kgの魚を一般家庭で購入するとなると勇気がいるだろう。ちなみにタネトンと呼ばれる成魚サイズは20kgオーバー。マグロの中では小型種なだけで普通にデカい。
精神力の耐久戦
この釣りの最大の問題が体力と精神力の耐久戦になるところ。ルアーは300~400g程度。当日は狙う水深が50~200m程度。これで1日シャクリ続け、後は船の下をマグロが通るのを待つというもの。もはやこの釣りに興味のない人からしたら完全に罰ゲーム。
三重の美丸は初心者にもオススメ
実釣当日は10年に一度と言われる大寒波が襲来中。ドMかもしれないと思いながら朝2時過ぎに車に乗り込む。
愛知発のため三重県を北から南下。四日市、鈴鹿あたりが一面アイスバーンになっており夏タイヤ車は走れず、路肩にうずくまっている。冬タイヤの私はなんとか志摩まで走破し、予約した美丸さんに乗り込んだ。
優しいが嬉しい
乗船名簿には名前などの情報だけでなく、レクチャーの有無、また話し掛けて欲しいか、などの項目もあり各釣り人にあった釣りを提供できるようにしてくれている。
船の方は皆優しくフレンドリーなのも高ポイント。わからないことがあったときに船長に聞きやすいのは船釣りの精神衛生上かなり重要。その点、美丸はその問題とは無縁だ。
荒れ模様のなか釣りスタート
船は30分ほどで初めのポイントに到着。ここ最近は朝一にチャンスが多いとの情報。船中ノーキャッチもあり得るこの釣りでは、チャンスは確実に獲りたいところだ。海は風も波もあり船内を横移動するのも難儀する揺れだ。
アナウンスでジグは400g指定。調べれば多く出てくるのであえてここでは説明しないがドテラ流しでの釣りとなる。気合い十分の1投目で嫌でも悟るのは私の手巻きでの限界がこの重さということ。なんなら300gまで落としたいのが本音。