スタンドやサドルも実用を考えて作られている
その他の点も全て実際使ったときにあった方が良い、という目線で作られている。遊ぶシーンでも保管するシーンでもやはりスタンドはあった方が良いし、タイヤも空気で調整ができる。キックバイクの中にはEVAタイヤという空気が入らず樹脂自体のクッション性を利用するタイプがある。パンクはしないが、制動力に劣る面があるので個人的には空気式をおすすめしたい。
サドルが工具なしで調整できるのも便利だ。ちょっと乗らない間に子供の身長と合わなくなるのはザラなので、持って行った公園ですぐに高さ調整できるのはうれしい。
サーチライト社の製品づくりはとにかく丁寧で論理的。同社の石田社長は「最近はペダルが付けられて将来自転車として長く使えるというものもあるが、一番力がかかるパーツが取り外しできる状態はプロとしてあまりおすすめできない」と語っている。ハンドルの高さが簡単に変わらないようになっているのも、成長と共に腕は伸びるので基本的に調整の必要がない、という長年の経験からの仕様だ。
キックバイクを選ぶ基準は自分に置き換えるといいかもしれない。今の自分のまま小さい体になったら決して不安な乗り物には乗らないはずだ。筆者は今回リサーチを重ねてSPARKYにした結果非常に満足、安心して使えているので参考にしてほしい。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Tech Director、スマートホームブランドbentoを展開。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
提供元・BCN+R
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