旅行好きの人、お祭り好きの人だったら一度は行きたい場所として必ず候補に挙がるものとして『リオのカーニバル』があると思います。かく言う私も世界一周する前から絶対にこれは見に行くんだと決めて南米のルートを考えたほどです。しかしいざ行ってみると『開催時期はいつ?』、『チケットはどうやって買うの?』、『ブラジルって治安悪いって聞いたけど1人で行って大丈夫?』などたくさんの疑問が浮かび、実際とても苦労した経験があります。なのでこの記事が、これから行く人にとって少しでも参考に慣れば幸いです。
リオのカーニバルとは?
リオのカーニバルはその名の通り、ブラジル最大の都市リオデジャネイロで毎年2月から3月の時期に行われているお祭りのことで、ヴェネツィアの仮面カーニバルやトリニダード・トバゴのカーニバルに並び『世界3大カーニバル』の1つです。(開催期間はキリスト教の四旬節に合わせるので毎年時期が微妙に変わってくるため注意が必要)
1日の参加チーム数は6~7チームで、1チーム90分ほどかけて650mの会場を踊り歩き、審査員が点数を付けその年の優勝チームを決めるコンテスト形式の大会。多いところは1チーム7000人以上もダンサーがいるというからその盛大さ豪快さは圧巻の一言に尽きます。1年間貯めたお金や練習してきた技術をこの1週間にすべてかけるため、カーニバルが終わった次の日からはまた来年のカーニバルに向けて練習するとも言われていて、さらに開催時間は夜の21時から朝の4時頃までと1晩中踊り明かすので見ている方も体力を使います。

この日のプログラムで、『21時開始で最後のチームが終わるのが3時50分』と書いてあります。
どこでやるの?
日本からブラジルまで行こうとするともちろん直行便はないため、最低でも1回は乗り換えをしないといけなくて、乗り換え時間を入れたら24時間以上もかかります。TV番組などでリオのカーニバル映像を見ているとそこら中の道端で踊っているだけのものだと思っていたのですが、それは一般の人が踊っている野良カーニバル(通称:ブロッコ)で、本当はSambodromo(サンボードロモ)という専用会場でプロのダンサーチームが踊るものを指します。
ここはメトロのセントラル駅から歩いて10分程度の距離ですが、貧民街も近くにあり治安が悪いので夜に行くときは特に気をつけましょう。