5位:FC東京

戦力収支評価:B

主なOUT選手

  • FWルイス・フェリッピ(スポルティングCP:復帰)
  • MF三田啓貴(横浜FC:完全移籍)
  • FW山下敬大(湘南ベルマーレ:期限付き移籍)
  • MF髙萩洋次郎(栃木SC:完全移籍)
  • MF紺野和也(アビスパ福岡:完全移籍)
  • GK林彰洋(ベガルタ仙台:完全移籍)

主なIN選手

  • FWペロッチ(シャペコエンセ:期限付き移籍)
  • DF徳元悠平(ファジアーノ岡山:完全移籍)
  • MF仲川輝人(横浜F・マリノス:完全移籍)
  • MF小泉慶(サガン鳥栖:完全移籍)

昨年も効果的な補強を行い、2022シーズンはJ1で6位につけたFC東京。アルベル・プッチ・オルトネダ監督2年目となる2023シーズンに向けても、ピンポイント補強に成功した。

なかでもサガン鳥栖から中盤に加わったMF小泉慶は強度を大幅に上げてくれる可能性があり、MF仲川輝人の加入で左の個に頼りがちだった攻撃も左右から良質なものを繰り出せるようになるだろう。FC琉球、ファジアーノ岡山とJ2でキャリアを積んできたDF徳元悠平も、左サイドバックの競争を激化してくれる存在だ。

またU-18から4人、高卒・大卒も合計3人加入と、将来性も見据えている。新加入選手にも早期に戦術が浸透し、充実のスカッドを適材適所で起用できれば、上位争いに加わる可能性は十分だ。

名古屋グランパス FWマテウス・カストロ 写真:Getty Images

4位:名古屋グランパス

戦力収支評価:B

主なOUT選手

  • FW相馬勇紀(カーザ・ピア:期限付き移籍)
  • FW柿谷曜一朗(徳島ヴォルティス:完全移籍)
  • MF永木亮太(湘南ベルマーレ:復帰)
  • DF吉田豊(清水エスパルス:完全移籍)
  • MF仙頭啓矢(柏レイソル:完全移籍)
  • MF阿部浩之(湘南ベルマーレ:完全移籍)
  • DFチアゴ(セレッソ大阪:復帰)

主なIN選手

  • FWキャスパー・ユンカー(浦和レッズ:期限付き移籍)
  • MF和泉竜司(鹿島アントラーズ:完全移籍)
  • MF米本拓司(湘南ベルマーレ:復帰)
  • DF野上結貴(サンフレッチェ広島:完全移籍)
  • MF山田陸(ヴァンフォーレ甲府:完全移籍)
  • MFターレス(ロアッソ熊本:復帰)

昨2022シーズンは8位にとどまったものの、失点数はJ1優勝の横浜F・マリノスと並んで1位タイを記録した名古屋グランパス。

サンフレッチェ広島で3バックの経験が豊富なDF野上結貴が加わり、2023シーズンも守備の安定は間違いないだろう。中堅、ベテラン選手が多くチームを離れやや選手層に不安はあれど、これはカバー可能な範囲だ。

最大の課題はアビスパ福岡に次いでリーグで2番目に(京都サンガと同数)少なかった間違いなく得点力だが、ついに二桁得点が現実的なストライカーが加わった。浦和レッズの2シーズンで16得点を挙げたFWキャスパー・ユンカーだ。新加入のMF和泉竜司に既存のFWマテウス・カストロ、FW永井謙佑など、ストライカー以外の攻撃陣は十分な戦力を保有しており、ユンカーがフィットすれば上位陣とも渡り合えるだろう。