足元で根魚ゲット
午前7時半に長澤さん親子(パパと怜央君小4)がやって来た。海は適当に風が吹き、ざわめいている。セイゴにはもってこいの海象に思えたが、釣れてこない。
私は前週と同じ2本の投げザオで沖を狙った。釣れてくるのは前週同様ヒトデばかり。置きザオをやめてさびいてみても、やはり掛かってくるのはヒトデだけ。隣の長澤怜央君は、足元を探ってカサゴやメバルを釣っている。
メバル2匹のパーフェクト
午前10時、やっと私に手のひら級のカレイが釣れた。この時期カレイは産卵期にあたり、成魚は産卵のためエサを食べない。釣れるのは手のひら級の成魚前のカレイだ。1時間後の11時、私に2匹目のカレイがきた。今度は少し大きめだ。
前週よく釣っていた三浦ゆうき君のところへ行き釣果を尋ねたが、今日は釣れないと言う。潮はあまり動かず、寒さと相まって魚の活性は随分低いようだ。釣り場を巡ってみなさんに話を聞いたが、ヒトデばかりで釣れないという答えがほとんどだった。
昼前になると帰る人が増えて釣り場はがらんとした状態になった。昼すぎに長澤パパが2本バリにメバル2匹のパーフェクト、これを機にサオを納めることにした。
今後の展望
初釣りを振り返ってみると、1月9日は潮が良かったが、あまり釣れずヒトデが多かった。15日は潮が悪くかなり渋かった。今週から寒波が列島を縦断するという。
2月4日は二十四節気の立春だ。季節は春に向かっているが、海の中は厳冬になる。3月は雪解け水が木曽三川から流入して伊勢湾は一層冷え込む。魚の活性は落ち、エサを食べなくなる。
でも捨てたものでもない。アイナメやクジメ、カサゴ、メバルは寒い時期も元気にエサを食ってくる。護岸沿いや捨石周りをブラクリ仕掛けで狙ってみよう。りんくう常滑がにぎわうのはゴールデンウイークあたりからではないだろうか。
<週刊つりニュース中部版 APC・JOFI愛知・大田豊明/TSURINEWS編>
りんくう釣り護岸