甘くて美味しい洋菓子の「エクレア」。
サクサクふわふわだったり、逆にしっとりした食感のものもあるシュー生地に甘いホイップクリームやカスタード、ものによってはイチゴなども使われたクリームに、生地の上にかけられたチョコレート。
そんなエクレアですが、お菓子とは思えないほどかっこいい名前の由来があったんです!

そこでここでは、エクレアという言葉の意味について、由来なども併せてご紹介します!

エクレアの意味

甘くておいしいエクレア、その意味が洋菓子とは思えないほどカッコよかった!
(画像=『FUNDO』より 引用)

エクレアは、細長いシュー生地にチョコレートをかけたお菓子です。
フランスが発祥と言われる洋菓子で、100年以上の歴史あるお菓子なんだとか!

エクレアはフランス発祥のお菓子

エクレアはシュークリームの一種ともいえる洋菓子です。
細長く焼いたシュー生地にカスタードクリームやホイップクリームを挟み、上からチョコレートでコーティングを施します。
中のクリームがコーヒークリームなどになることもあるし、上にかけられるチョコレートがモカやキャラメル、イチゴや抹茶などの風味のフォンダン(糖衣)になることもあります。

その他、アレンジが色々とあって、フランスでは日本で言うところのシュークリームやショートケーキくらい定番中の定番のお菓子となっているそうです。
エクレア専門店も多くありますよ!

その意味は「稲妻」

甘くておいしいエクレア、その意味が洋菓子とは思えないほどカッコよかった!
(画像=『FUNDO』より 引用)

エクレアはかわいらしい見た目をしていますが、その名前の意味にはギャップがあります。
エクレアはフランス語で「éclair au chocolat(エクレール・オ・ショコラ)」と呼ばれているのですが、この「éclair」は稲妻を意味する言葉です。

稲妻と付けられた理由は?

では、なぜ見た目とギャップのある稲妻という物々しい名前で呼ばれているのでしょうか。
これに関しては以下のような理由が説としてあげられています。

素早く食べないといけないから

エクレアは、細長いシュー生地の中にクリームがこぼれんばかりに入っていますよね。
そこでクリームが飛び出さないよう素早く食べなくてはならないため、稲妻と呼ばれているとされています。

焼いている時の音から

エクレアを焼いている時の音が、雷を彷彿とさせることから稲妻という意味で名付けられたという説もあります。

焼いた生地の見た目から

さらにはシュー生地に入る亀裂が稲妻に似ていることから、名前が稲妻とされたという説もあります。
確かにその焼かれたシュー生地を見てみると、雷のような亀裂が入っているように見えなくもないですね。

出来上がった姿から

エクレアの表面に塗られるチョコレート。
これが光に反射して稲妻のように見えることから、稲妻の名を冠するとも考えられています。

美味しすぎるから

あまりにも美味しすぎることから、パクパクっと稲妻のように勢いよく食べてしまう美味しさ、という意味で付けられたともいわれています。

エクレアのはじまり

甘くておいしいエクレア、その意味が洋菓子とは思えないほどカッコよかった!
(画像=『FUNDO』より 引用)

ここからは、美味しいエクレアの誕生秘話について見ていきましょう。

原型となったのは伝説の巨匠が作ったお菓子

エクレアの原型とされるのは、19世紀のヨーロッパで王室や皇帝、資産家などの料理人として名を馳せ「国王のシェフかつシェフの帝王」と称されたアントナン・カレームというシェフが作ったお菓子です。

フランスの食文化にも大きな影響を与えた彼は、細長く成形したシュー生地にフォンダンやカラメルをかけたお菓子を開発しました。
この「デュシャス」という名前のお菓子が、エクレアの原型となったと考えられています。

起源はいつどこ?

原型を作ったのはアントナン・カレームだと考えられているのですが、実はその後どのように現在の形になったのか、はっきりとした起源はわかっていません。
1833年にアントナン・カレームが亡くなった後、1850年代にエクレアは出来上がったとされていますが、誰がどこで作ったか詳しくはわかっていないそうです。