Tiny11をインストールする方法

それでは、Windows 11の要件を満たしていないパソコンで、実際にTiny11をインストールしてみましょう。今回は7〜8年ほど前に購入した、Windows 11の要件を満たしていないA4-7300(3.8GHz)搭載のデスクトップパソコンで実験します。

まず、INTERNET ARCHIVEというWebサイトから「Tiny11(tiny11 b1.iso)」をダウンロードしましょう。約3GBのファイルなので多少時間がかかります。

●INTERNET ARCHIVE「tiny11」は→こちら(英語)

Tiny11を入手する手順

Windows 11の軽量版「Tiny11」を実際にインストールして使ってみた – 古いPCでも動作が軽い!
(Image:archive.org) INTERNET ARCHIVEを開いたら「tiny11」のページ画面右側にある「ISO IMAGE」をクリックしよう(画像はINTERNET ARCHIVE公式サイトより転載)(画像=『オトナライフ』より 引用)
Windows 11の軽量版「Tiny11」を実際にインストールして使ってみた – 古いPCでも動作が軽い!
(Image:archive.org) 「tiny11 b1.iso」は2.95GBの1ファイルなので、ダウンロードするには多少時間がかかるはずだ(画像=『オトナライフ』より 引用)

Tiny11のISOファイルを入手したら、USBメモリでTiny11をインストールするために、「Rufus」を利用してインストール用USBメモリを作成します。

作成方法はtiny11 b1.isoをRufusに登録してスタートボタンを押すだけ。ただし、USBメモリはフォーマットされて、なかのデータはすべて消去されるのでご注意ください。

●Rufusは→こちら

Rufusでインストール用USBメモリを作成する手順

Windows 11の軽量版「Tiny11」を実際にインストールして使ってみた – 古いPCでも動作が軽い!
まず、パソコンに十分な容量(3GB以上)があるUSBメモリを接続する。中身はフォーマットされて消去されるので要注意!(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
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Rufusを起動したら「tiny11 b1.iso」を画面にドラッグして登録し、パーティション構成を「GPT」、ターゲットシステムを「UEFI(CMS無効)」に設定して「スタート」を押す(画像=『オトナライフ』より 引用)
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数分待つと「準備完了」と表示されるので、「閉じる」を押せば終了(画像=『オトナライフ』より 引用)

あとは、パソコンのBIOSでUSBメモリをブート(BOOT)に指定して空のHDD(GPT形式)にインストールすればOKです。インストール画面もWindows 11とほとんど同じ感じなので、さほど難しくはないでしょう。

インストール画面はすべて英語ですが、途中で国を選ぶ画面ではJAPAN(JAPANESE)を選択します。また、「Enter Your name」欄ではパソコンのローカルアカウントネームを入力し、パスワードは入力する必要はありません。

なお、Rufusを利用してWindows 11のインストール用USBメモリを作成する方法と、パソコンにインストールする方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

Tiny11をUSBメモリからインストールする手順

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パソコンUSBメモリを挿した状態で、起動時に「Delete」キーを押してUEFI(BIOS)を呼び出す。UEFI画面では「SETTINGS」の「Boot」からインストール用USBメモリを指定する(画面はmsiの場合)(画像=『オトナライフ』より 引用)
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すると、インストール用USBメモリが読み込まれてTiny11のインストーラーが起動するので、最初に「Keyboard」の言語を「US」から「Japanese」に変更して「Next」を押す(画像=『オトナライフ』より 引用)
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次にライセンス条項が表示されるので、画面下の項目にチェックを入れて「Next」を押そう(画像=『オトナライフ』より 引用)
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Tiny11をインストールするドライブが表示されるので、確認して「Next」を押す。もし、複数のHDDを接続している場合は間違えないように選ぶこと(画像=『オトナライフ』より 引用)
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Tiny11のインストールが始まった。パソコンの性能にもよるが、この作業には数10分程度かかるはずだ(画像=『オトナライフ』より 引用)
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この画面になるとTiny11が再起動するので、パソコンからインストールUSBメモリを外して、BIOS画面でTiny11がインストールしてあるHDD(SSD)を指定しよう(画像=『オトナライフ』より 引用)
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再起動後は国を選ぶ画面が表示されるので、「JAPAN」を選んで「Yes」を押す。次の画面ではキーボードの国を選択するので、やはり「Japanese」を選択しよう(画像=『オトナライフ』より 引用)
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この画面ではパソコンの名前を指定して「Next」を押す。次の画面でパスワード入力を求められるが、入力せず「Next」を押しても大丈夫だ(画像=『オトナライフ』より 引用)
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このあと、プライバシー設定などを行うと最後のインストール作業が行われるので数分間待とう(画像=『オトナライフ』より 引用)
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Tiny11が起動した。当然のことだが見た目はWindows 11 Proそのものである(画像=『オトナライフ』より 引用)