「葛切り」との違い

「ところてん」と「寒天」の違いは一体なに?「葛切り」も違う食べ物なの?
(画像=『FUNDO』より引用)

ところてんや寒天に似ている食べ物として葛切りがあります。
ここからはその葛切りとところてんの違いについて見ていきましょう。

材料

ところてんや寒天の原料が天草なのに対して、葛切りはくず粉が材料となっています。

製造方法

まずは葛という植物の根を砕き、水で洗ってでんぷん質を沈殿させます。
水とでんぷん質がしっかりと分離したら、水を捨ててでんぷん質を乾燥させます。

それが葛切りの原料となるくず粉になります。

後はくず粉を水に溶いて型に流し、加熱して固めれば原型が完成します。
この固まった原型を細く切れば、葛切りの完成です。

「ところてん」と「寒天」の名前の由来

「ところてん」と「寒天」の違いは一体なに?「葛切り」も違う食べ物なの?
(画像=『FUNDO』より引用)

ところてんと寒天、それぞれの名前の由来について見ていきましょう。

「ところてん」の名前に由来

かつて原料となる天草は「凝海藻(こるもは)」と呼ばれていました。
ところてんはここから「心太(こころふと)」と呼ばれていたそうです。

このこころふとの「こころ」は凝るが転じたもので、「ふと」は太い海藻を意味しているとされています。
それが室町時代に入って心太を「こころてい」などと呼ぶようになり、さらに転じて「こころてん」に。
さらに時代が下り、江戸時代に入る頃には「ところてん」で定着したのだとか。

「こころふと」が時代と共に発音が変わり「ところてん」になったということですね。

「寒天」の名前の由来

寒天は寒空に晒されたことで偶然に発見されたものです。
それを「寒晒心太」という意味を込めて、僧侶が寒天と名付けたとされています。

他にも「かん」は乾燥を意味していて、「てん」はところてんを意味するという説もあるのですが、こちらは有力な説ではないとされています。

まとめ

ところてんと寒天、この2つの食べ物は同じ材料から作られているのですが、その製造方法が違ってきます。
ところてんは天草を溶かして浸して固めたものですが、寒天はそれが偶然にも凍結・乾燥してできたものです。

他にも似ているものとして葛切りがありますが、これはそもそもくず粉を使って作るものなので、ところてんとも寒天とも別物になります。

提供元・FUNDO

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