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カンポス・ド・ジョルダンに生えているパラナ松とは?
観光列車に乗ってみよう

カンポス・ド・ジョルダンに生えているパラナ松とは?

カンポス・ド・ジョルダンの豊かな自然で特に目につくのは、傘のように枝を広げた大木、パラナ松(ブラジル松、とも呼ばれます)。正式名はアロウカリアです。冬はピニョン(pinhão)と呼ばれるパラナ松の実のシーズンで、サンパウロ市内のスーパーでも売られます。実はスープにしたり、お菓子にしたりと、いろんな調理方法がありますが、ただ塩ゆでするだけでも美味しくいただけます。松の実、というと小さいものをイメージしがちですが、ピニョンは大人の親指くらいあり硬い茶色の皮に包まれています。

ブラジルのスイスとして知られるカンポス・ド・ジョルダンに行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

市内のレストランでピニョンのガーリックソテーをいただきました。ホクホクしていて、オリーブオイル、ガーリック、イタリアンパセリとの相性も良く、オードブルに最適!

ブラジルのスイスとして知られるカンポス・ド・ジョルダンに行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

観光列車に乗ってみよう

ブラジルのスイスとして知られるカンポス・ド・ジョルダンに行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

カンポス・ド・ジョルダンで欠かせないのが観光列車、トレン・ド・ミランチ(Trem do Mirante)です。列車は繁華街のヴィラ・カピバリ(Vila Capivari)から発車し、隣町のサント・アントニオ・ド・ピニャル(Santo Antônio do Pinhal)まで30分ほど走行します。市内を抜けるとカンポス・ド・ジョルダンが位置するセハ・ダ・マンチケイラ山脈をひたすら登り続けます。この山脈はサンパウロ州、ミナスジェライス州、リオデジャネイロ州にまたがっています。車窓から見える手つかずの森や鳥を楽しんでいると、時折、視界が広けて眼下に波うつような緑の山脈が広がります。

ブラジルのスイスとして知られるカンポス・ド・ジョルダンに行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)

終着駅は標高1,161メートルの場所にあります。カフェとお土産屋が併設したこじんまりとした風情ある駅でした。線路が一本しかないため、列車を回転式の線路に載せて二人がかりで手動で列車の進行方向を変えます。

ブラジルのスイスとして知られるカンポス・ド・ジョルダンに行ってみよう
(画像=『たびこふれ』より引用)