セーハ・ダス・アララス
ドゥトラ高速の一部はセーハ・ド・マールと呼ばれるブラジル南東部の山脈の中に作られています。サンパウロ市は海抜約800メートル、そこから北上するにつれ標高も上がり、高速の通り道でもあるカンポス・ド・ジョルダン市では標高1800メートルにまで至ります。その後、山脈の中を走りながら緩やかに標高は下がりますが、リオ・デ・ジャネイロに近づくとセーハ・ダス・アララスという標高約500メートルのポイントから一気に山を下ります。ヘアピンカーブが続く上にトラックも多いので、ドゥトラ高速の中でも一番運転に神経を使う場所です。



あと4キロで下り坂は終わり。
セーハ・ダス・アララスを下り終えるとようやく平坦な道路を行くことができ、ホッと一安心です。さあ、リオ到着まであと少しです!

途中、娘の車酔い事件があり休憩所で予想以上の時間を過ごすことになったことと、思いの外道が混んでいたこともあり、リオ市に入った頃にはもう夜8時を過ぎていました。年末のこの時期は市内から旅行に出かける人が多く、金曜日のこの日は夜に市内が大渋滞。私たちもすっかり渋滞に巻き込まれ、ここでさらに1時間ほどロスすることに。宿に到着したのはサンパウロから出発して7時間後のことでした。

翌日は快晴!海でのんびり過ごす時間は最高です。7時間のドライブの甲斐がありました。

サンパウロからリオへのロードトリップ、いかがでしたでしょうか?時間はかかりますが、車の旅はブラジルをより身近に感じる機会を与えてくれると思います。さらに時間に余裕があれば、国道116号線でいろんなビーチや歴史都市に立ち寄りながらの旅もオススメですよ。
文・写真・織田典子/提供元・たびこふれ
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