実際の使用例
実際に筆者がどのように使用しているか、四つの場面に分けて紹介する。
(1)ホテル編
ホテルのバスルームには吊るすところがたくさんあり吊るし放題だ。EVAケースを吊るしておけば、自分だけでなく他の家族も簡単に使える。
このケースに出会う前は、さまざまなポーチを鏡の前に並べていた。ポーチに入れるものはほとんど小物で、数も多い。荷物を出すときは苦ではないが、しまうときはとても面倒だった。
また、ボトルの水分を拭き取り、それぞれのポーチにしまい、バッグに入れる。段々面倒になり、大きめのポーチにすべて入れてしまい、後で探すのに手間取ることになる。結局すべて出さなくては所在が分からないという悪循環に陥っていた。
今では使い終わったら、ボトルの水気を軽く取り、ポケットにしまって吊るしておくだけ。バックルで留めてそのままバッグへ。もう楽で手放せない。

(2)銭湯編
銭湯で見かけるのは、かごに普段使っているシャンプーなどを入れているタイプの人。我が家でもそうしていたが、子どもがいるため、子どもや自分の着替えとバスタオル、そして幼児を抱っこして歩かなくてはならないので、荷物は最小限にしたい。以前は詰め替え用ミニボトルにシャンプーなどを入れ、ジッパー付きバッグにまとめていた。
すると、入浴後のボトルを拭き取ったつもりが、完全には拭きとれず、袋の内部が水滴だらけになることもしばしば。ビチャビチャになった袋は使い捨てになってしまう。毎回捨てると罪悪感が生まれる。次は100円ショップでビニール製のポーチを使用していた。
以前の100円ショップのビニール製のポーチはデザインがあまり好みではなく、サイズ感のみで選んでいた。ポーチの中で必要なものだけ浴場の方へ持っていこうとするが、子どもが待ちきれず走り出す。
仕方なくポーチを丸ごと持っていき、入浴後ポーチを拭き取るが、内部に水が入り込んでおり完全には拭き取り切れない。家に帰ってから乾かす必要があった。
しかし我が家の洗面台は狭いので、乾燥させておくスペースはない。銭湯は好きだが、毎回小さな手間が付いて回る。そのストレスが解消されるポーチがないか探していた。
そんなときにEVA吊るせるケースに出会った。まずはデザインがシンプル。子どもがダッシュで浴場に向かっても、さっとケースを広げ、ポケットに入っているものをもっていけばよい。
子どもが脱衣所を裸で走り回っても、ケースの中を探すことなくボディクリームを取り出し、子どもを捕まえて塗ってあげられる。
子どもに服を着せてしまえば、自分もすぐに保湿剤を使え、乾燥を防げる。かごにシャンプーなどを入れて持ち運ばないのには、もう一つ理由がある。家に帰ってきてから元の位置に戻し、ケースを干す一連の作業が面倒なのだ。
EVA吊るせるケースならば、自宅の脱衣所にぶら下げておいて、完全に乾燥するまで待つだけ。乾燥後バックルで留めてしまえばコンパクトにしまえる。楽すぎる。

(3)プール編
市民プールのシャワースペースには限られた荷物置きしかないだろう。そこにタオルや水中ゴーグルを置いたなら、シャンプーやボディソープは全く置けない。
筆者はプールに行くときは子どもと行くので、こちらの話を全く聞かない幼児をつれてのシャワーはプールより大変だ。
水着を脱いでは脱走、シャワーが嫌だと脱走。自分がタオルを巻いただけでうろうろしなくてはならない状況で、丁寧に頭など洗えない。
しかし、そんな窮地を救ってくれたのが、このケースだ。どこに置こうとキョロキョロしていたら、フックがあるではないかと、衝立の壁にかけてみた。少し高めの位置にはなってしまったが、むしろ子どもが触れなくて良い。
スムーズにシャワーが浴びられて感動した。荷物を置くスペースにも余裕が生まれ、ついでに心にも余裕が生まれる。筆者の実用したときの主観だらけだが、子どもがいる人にこそ、このEVA吊るせるケースの威力を感じていただきたい。

(4)入院編
筆者は出産のために5日間入院したことがある。出産翌日からシャワーを使えたが、体はボロボロで、バッグから物を出し入れするのはかなり億劫だった。シャンプーやコンディショナーを乾かしておかなくてはいけないので、ほぼ出しっぱなしにしていた。
EVA吊るせるケースがあれば、吊るしておくだけなのであちこち痛くても管理しやすい。疲れた脳でもすぐに探し当てられる。赤ちゃんの物も退院時に持って帰るので、荷物もコンパクトにでき、とても適しているだろう。