立春を過ぎたとはいえ寒さは厳しく、魚の活性はイマイチ。凍える想いで釣りに出かけることに二の足を踏むアングラーも多いのでは。でも釣り場の選び方次第で快適な釣行も可能。今回は東京湾・相模湾でおすすめの陸っぱり釣り場を釣行レポート交えて紹介します。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター菊池英則)
東京湾の水温は3月が最も低い
都内のアングラーにとって最も身近な東京湾。1月が最も水温が下がると思われがちですが、荒川、多摩川、江戸川などから冷たい雪解け水が注ぎ込む影響もあり、実は3月の水温がいちばん低いとされています。そのため、冬場のターゲットは限られるのが現実。
メインターゲットとして、シーバス(スズキ)のルアー釣りや、船でのイシモチなどが挙げられるくらいです。しかも、水温が低いと魚は深場に移動するので、堤防からだとシーバスのバチ抜け(1月から4月くらい)終了くらいまで、他のターゲットは難しいのが現実でしょう。
東京湾なら「磯子海づり施設」がオススメ
冬場の堤防釣りは厳しい東京湾ですが、それでも横浜市の磯子海づり施設は狙い目と言えます。その理由は、隣に火力発電所があり、温排水に誘われた魚が居着いているからです。また、春から秋には駐車場が埋まり入場制限する人気釣り場ですが、冬場なら土日祝日でも、かなり空いてることもオススメの理由です。
根魚が豊富
東京湾の乗合船のメバルは2月にシーズンインします。この他カサゴなどの根魚もわりと寒さに強く、貴重なターゲットです。磯子海づり施設の海底には、消波ブロックが埋められており、根魚の棲家になっています。
一服も可能
また同施設は有料(基本大人500円)ですが、コーヒーなど自動販売機とベンチもあり、ちょっと一服できるのも魅力。休憩室は無いので防寒が重要ですが、東と南方向にL字型に広がる釣り場なので、ある程度、正面からの風を避けられるのも助かります。
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磯子海づり施設で実釣
それでは、実際に筆者が1月上旬に磯子海づり施設を訪ねた様子をレポートします。この日は曇りで波も普通でしたので、まずはブラクリオモリを使って根魚を狙いました。若干北風が吹いて寒かったので、南側で竿を出します。
エサは青イソメやアサリをセットして、消波ブロックの隙間に落とします。すぐに「ブルン」と反応がありますが、食いが浅いためかフッキングしません