長年Windows PCを使用していたものの、Appleのアプリ開発やLinuxのプログラムに便利だという理由でMacに乗り換える場合がありますが、Macに乗り換えてまず戸惑うのがキーボードの違いです。MacをWindowsのキーボードで操作できるのをご存じでしょうか。MacでWindowsのキーボードを使う方法を解説します。

MacとWindowsのキーボードの違い

【Mac】「Windows」のキーボードを使う方法を解説!
(画像=(Image:Hadrian / Shutterstock.com)、『オトナライフ』より 引用)

日本では、ほとんどの企業や会社がWindows PCを採用しているため、最初に触れたパソコンがWindowsだったという人は多くいます。

Macに比べWindows対応のソフトウェアやアプリはたくさんあるので、今でも多くの人がWindows PCを使っています。

しかしAppleがAppleシリコンのM1チップ搭載モデルをリリースして以来、多くのWindowsユーザーがMacに乗り換えるようになりました。

ハイスペックでRetinaディスプレイの美しさは多くのユーザーを魅了していますが、WindowsからMacに乗り換えると、多くの戸惑いを感じる場合があります。そんな戸惑いの1つがキーボードです。

キーボードはMacとWindowsを含めすべてのパソコンで統一されているわけではありません。類似していますが、キーの配置やショートカットキーが異なる場合があります。

Windowsに慣れているユーザーが、慣れているWindowsのキーボードでMacを操作できれば、快適にMacを操作できるようになります。この記事では、MacでWindowsのキーボードを使う方法を紹介します。

配列などの物理的な違い

MacでWindowsのキーボードを使う方法を紹介する前に、MacとWindowsではどのようにキーボードが違うかを簡単におさらいします。まず違うのはキーの配置です。

「control」キーはMacのキーボードにもWindowsのキーボードにもありますが、配置は異なります。Windowsは「BackSpace」キーで文字を削除しますが、Macは「delete」キーで文字を削除します。

ショートカットキーに関しては、Windowsは「Ctrl」キーと組み合わせたショートカットキーが多いですが、Macは「command」キーと組み合わせたショートカットキーがたくさんあります。

追加のソフトウェア無しで使用できる

MacのキーボードとWindowsのキーボードの間にどのような違いがあるかは、これで分かったと思います。Windowsのキーボードを追加のソフトウェア無しで、Macに接続するとどうなるかということですが、キーボードはそのまま使用できます。

しかし、追加のソフトウェア無しでWindowsのキーボードをMacに繋げると、「半角/全角」キー、「変換」キー、「無変換」キー、「カナ/かな/ローマ字」キーは反応しなくなります。

また、Macの仕様で操作できるように、WindowsのいくつかのキーにMacのキーの役割が割り当てられます。以下にまとめるので確認してください。

役割が切り替わるWindowsのキー 割り当てられるMacのキーの役割
「Windows」キー 「command」キー
「Alt」キー 「option」キー
「BackSpace」キー 「delete」キー

無変換キーと変換キー

Windowsのキーボード下にある「スペース」キーの両脇には、「無変換」キーと「変換」キーがあります。Macのキーボードには同じ位置に「英数」キーと「かな」キーが配置されています。

追加のソフトウェア無しでは、「無変換」キーと「変換」キーは死んだキーになりますが、Karabiner-Elementsのソフトウェアを使えば、「無変換」キーを「英数」キーに、「変換」キーを「かな」キーに割り当てることができます。